人なつこい笑顔。サラリーマンから転身した経歴を持つタムタムは、今も一人で街頭に立ち広報活動のチラシ配りをするという、地道な努力家。そんな彼のプロフィール欄には、“特技・サッカー”の文字が見受けられる。
「中学・高校とサッカー部でした。それがですね、ボクは小学１年生から６年生までは野球部で。
はじめは中学も野球部に入ろうと思ってたんですよ。
で、部活見学に行った時、『なんか違うな』と思って。
ハンドボール部にも部活見学に行って、でも苦手な先輩がいて、『違うな』と。
どっちにしようか迷ってたけど、明日、部活を決めて提出しなくちゃいけないという時になって、グラウンドで野球部・ハンドボール部・サッカー部がやっていて、ならば野球とハンドの間をとって『サッカー部にしよう』と決めたのがきっかけ。
珍しいパターンですよね、それまでサッカーとは無縁だったんですけど」
そんな思いつきから入った中学のサッカー部時代。印象に残っていることといえば…。
「サッカー部の練習が終わってから、夜、大人のチームとナイターの交流もあったんですよ。
その練習の後、コンビニでアイス買って帰るみたいな。
大人の人たちからは基礎的なプレイスタイルなどをいろいろ教わりました。
ボクはフォワードだったんですけど、大人の人たちは僕たち中学生をボランティアで教えてくれるんですよ。
でもめっちゃ厳しくて、『なんでそんなことできないんだよ！』って、怖かったです」
ずっと目立ちたがり屋だったというタムタム。
ものおじしない彼のコミュニケーション術は、この頃から厳しい大人たちと関わる中で培ってきたのかもしれない。
「一回サッカーを辞めようかなと思ったことはあるんですけど、そこから更生して（笑）、高校生の時はキャプテンを務めました。
でもボクの高校、ドラマになるほどの弱小サッカー部で…」
