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  • 【第2回:モータースポーツトーク 】 ゲスト:山﨑武司さん

  • 2014/08/12
  • 全国9カ所を転戦する全日本ラリー選手権の最終戦はここ愛知県で開催されます。
    それが、平成26年10月31日(金)から11月2日(日)まで開催される「新城ラリー2014」!

    この開催にちなみ、様々な方からモータースポーツという切り口で語っていただくインタビューをお届けしています!!

    さて、第2回を飾る今回のゲストは、なんと元中日ドラゴンズの山﨑武司さん!!
    2013年に現役引退するまで野球選手として第一線で活躍されてきた山﨑武司さんですが、現役時代からも車好きとしても知られており、2014年からカーレーサーとしてGR86/BRZ Race2014への参戦を表明。今後はモータースポーツでも様々な活躍が期待されています。山﨑さんに車やモータースポーツに関してのさまざまなお話を伺います。


    【プロフィール】
    ■名前:山﨑武司さん(やまさきたけし)
    ■生年月日:1968年11月7日 現在45歳
    ■出身地:愛知県知多市
    ■経歴
    1987年から2013年までプロ野球選手として活躍
    ◆中日ドラゴンズ(1987 - 2002)
    ◆オリックス・ブルーウェーブ(2003 - 2004)
    ◆東北楽天ゴールデンイーグルス (2005 - 2011)
    ◆中日ドラゴンズ (2012 - 2013)

    1987年にピッチャーとしてプロ入団入りし第一線で活躍を続け、2013年に現役引退。現在は野球解説者として活動するかたわらテレビ番組出演など幅広く活躍。本も現在までに9冊の著書を出版。現役時代からクルマ好きとして知られ、自宅には膨大な数のミニカーを約5000台所有するほか、フェラーリやランボルギーニ等スーパースポーツカーも所有。2014年からカーレーサーとしてGR86/BRZ Race2014へ参戦を表明。今後の活躍が期待されている。

    ■まずはいつから車が好きになったのでしょうか?また、そのきっかけを教えてください


    そうですね。小さい時から車が好きだったんですが、そのきっかけはやっぱりミニカーでしょうね!母親の買い物についていくと、その時にトミカのミニカーを毎回1個ずつ買ってくれていたんです。ミニカー収集が好きでした。あとは、子供時代にスーパーカーブームが到来して、その時たまたまイベント会場に行って車を見た時に、「あぁいいなぁ!!将来あんな車に乗りたいなぁ~!」と感じたのがきっかけでしょうね。


    ■一番最初にご自分で買われた車は何に乗られたんですか?


    えーっと!18歳の時にトヨタのソアラを買いましたね。


    ■山﨑さんは車がすごくお好きで沢山持たれてるって聞いたんですけど、今まで何台くらい所有されていたんですか?


    所有というか40台くらい変えたと思うんですが…。僕飽き症なんですよ(笑)
    イメージと違ったら乗ってその日に売っちゃうなんて事もあったんで…そういう中で乗ったか乗ってないかちょっとわけわからないようなやつもあるんですが…(汗笑)イメージに合わないものは売ってしまいましたね。


    ■その日に!! (笑)数ある乗られた中でも一番好きな車はどれですか?


    僕は今も昔も変わらないですが、やっぱりランボルギーニが一番好きですね!
    やはり子供の時にね、スーパーカーブームのカウンタックの、あのイメージがかなり忘れられないのでそれをずーっと言い続けています。


    ■ちなみに現在は何台くらい所有されていますか?


    現在は、全部で4台ですね。


    ■それでは山﨑さんが感じる車の魅力とはどういうものでしょうか?


    実は僕はどちらかというと、乗るよりも鑑賞が好きなんですよね!周りの方からは「結構乗るんでしょう?」と言われるんですが、あまり乗らなくて…埃をかぶっていたら休みの日に洗車したりもして…眺めてるのがまずは好きなんですよね!やっぱり世代世代どんどん形も変わっていくしね。丸まった年もあれば角張った年もある。そういうのを見ていて…なんと言うか、どちらかといえば、車は芸術品のように感じていますね!(笑)そうは言いつつやっぱり走らなきゃいけないっていうのはもちろんいつも僕の中にありますけどね。


    ■今年からレースも含めモータースポーツの方にも挑戦されたきっかけは?


    初めはそんなにレース自体に興味はあまり無かったんですが、野球で現役引退して周りからね、「やってみない?」など色々な所から誘いの声をたくさんかけていただいたんですよ。意外ときっかけは人の勧めだったんですよ。初めは、「う~ん。どうかなぁ。」と思っていたんです。それでも、話を聞いているうちにこの歳でもね、「勝負したい!」という気持ちがあるものですから、その時1番身近だったのが車でしたし、少なからず少しだけ車の知識もあったので…「じゃぁ、やってみようか!」となったんです。それで実際にやってみたら本当に奥が深いし、自分の思っていた車の知識なんていうのは全然ちっぽけなものだったので…今となっては後悔してますけどね(笑)


    ■そうなんですね!(笑)今は頻繁にトレーニングなどされているんですか?


    いやぁーそれがなかなか出来ないんですよ。今度、今月末に初めて走るんですけど。結局、富士で練習したのが3回ですね!


    ■紙面で見させて頂いて、最初走った時ときからかなりタイムが速くなっていますが、普段の走りとサーキットの走りは何か違いはありますか?


    1番の違いは、やっぱりブレーキの踏み方ですかね!サーキットではガツン!と踏みますから!普段公道で走っていてそんな踏み方をするのは危険を伴った時に急ブレーキを踏む時でしょう?サーキットへ行ってもやっぱり、ギリギリまでブレーキを踏まずに最後の最後でガツンと踏むのがなかなかまだできないですね!(苦笑)そういう強くブレーキを踏む感覚が今までは経験が無かったので、ズルーッとブレーキを踏んでしまうから、その分時間がかかってしまうんですよね。


    ■そうやって実際やられていると、モーターレース界のトップの選手や速い選手というのは分かってくるものですか?


    いやぁ~!もう全然次元が違いますよ!僕も、業種は違えどスポーツでプロとして生きてきた人間だから、プロとアマの差っていうのはやっぱり相当なものだと思います。モータースポーツもまず技術もさることながら、メンタルは大切ですよね。特に車では、自分を見失うとじゃあどうなるか「事故になってしまう」「死に繋がってしまう」というのがありますよね。自分自身を忘れずいつも冷静でいられる自分じゃないと「完走できないんだな」「事故なしでいられないんじゃないかな」そういう風に思いますね。


    ■レースでの目標はどのようなことですか?


    1番は、無事に生還するっていう事ですかね!(笑)
    でもやっぱり、勝負事なんで「1台でも前に行きたいし、やってやる!!」という気持ちはありますけど「優勝したい」とかそこまでまだレベルが達していないし、そんな甘くないっていう世界だと分かっているので、今は「より前に行けたらな」とは思っていますね!


    ■山﨑さんにとって車に乗る魅力とは?(モータースポーツの乗る魅力とは?)


    僕は車を1つの部屋だと思ってるんですよ。野球をやっている時も家への帰路についている間に、自分の中で今日の反省をしたりとか…行く時は今日はこうしてみたいなぁとか、対ピッチャーはこういう風にして打ちたいなぁとかイメージする場でしたから。自分ひとりになれる空間だなと僕は思うんですよ。もちろん遊びにも仕事にも使えるし、本当便利で良いものだなぁと思っています。 まぁ日常ですと1番楽しく使えるのはデートでしょうね(笑)
    最近嫁さんも一緒に車に乗ってくれないし、車うるさいっ!音も聞きたくない!と言われててあんまり良いイメージが最近は無いのですが(笑)


    ■それではモータースポーツを見る魅力とはどんなところだと思いますか?


    ここ最近ですね!2年くらい前に初めてF1誘われて見に行ったんですが、やっぱり迫力もあるし、なんといってもスピードが違うし面白かったですね。ただ僕は、全体的にただ車を見るっていう感じではないんですよ。どちらかといえば「どうやって裏方さんはサポートしているんだろう?」などそういう方ばかり気がいってしまうんですよ!


    ■なるほどそういう視点から見られているんですね!


    自分が所有する車体以上に、色々な機会をいただいて、世界の名だたる車に乗って見てきたりもしてきたものですから、あんまり車本体に興味がどうこうというより「この車に携わっている人がどういう事しているのかなぁ」とか、「こういう事気にして走っているんだ!」とかそういう事が気になってしまうんですよね。
    他にも走った後の、選手の心理状態とかメンタル状態どんな感じで今いるのかなぁ…とか自分なりにそう見るのがとても楽しいんですよ。レースって漠然と競い合って勝った負けたので最後は勝敗で順位盤をつくるんだけど、それもいいですが、そこまでに来た経緯や裏方さんの動きとか選手の心理状態の方を、どちらかといえば僕は見たいですね!(笑)


    ■気になるのが心理状態と言われるのはプロとして第一線でご活躍され続けてきた山﨑さんらしいですね。


    やっぱり精神力が強いとか気持ちが強いドライバーが優勝するっていうのもあるし、車って見ていたら一瞬で通りすぎちゃうでしょう!それだけだと物足りないじゃないですか。一瞬を楽しむだけじゃなくて、パドックへ行って見た時に、あぁ~こんな事しているんだぁっと思ったりして、1日サーキットにいていろんな所を見てまわって楽しむ事が良いんじゃないかなって思いますね。レースは勝った負けたも当然なんですけど、勝つまでにどれだけ経由してきたか、そこに至る経過、環境などそういう事も含めて魅力ですよね。色々ありますけども、レーサーの友人もたくさんいるので力いっぱいの応援はもちろん絶対しなくちゃいけないですよ(笑)


    ■愛知県ですと新城ラリーというラリーがありますが、ラリーはご覧なったことはありますか?


    テレビで見たことはあります。


    ■先ほどの話からですと山﨑さんはラリーでもメンタル面とかチームサポートの方に興味が出ますか?


    そうそう!!(笑)ラリーってきついですよねぇ。エアコン効いているのかなぁ(笑)とか
    あんなに砂かぶってラジエーターは大丈夫なのか!とかそんな事ばっかり考えてしまいますね(笑)


    ■今後、山﨑さんがモータースポーツをやっていくにあたっての夢はありますか?


    そうですね。実は正直ですね、僕自身ではなくて…若手を育成したいという気持ちがあるんですよ。というのは何らかの環境でレースで乗られない有望な若い選手っていると思うんですよ。そういう人を育てていきたいという気持ちがありますね。ガツガツしたハングリーな人材を育てていきたいというのもあるし…僕はレース界に生きている人間じゃないですけど、そういう若い人達にチャンスをあげられる様な場所ができたらなぁってそういう事をずっと考えているんですよ。


    ■なるほど!それに向けての動きもあるんですか?


    やっぱり車はお金のかかるスポーツなので、僕のやってきた歴史の中での名前を使って、色々な人に協力や支援などをお願いして、こういうコンセプトでやりたいなというイメージはできてきているんですけどね。
    まずは僕が先陣きらないといけないから、自分がしっかりとやって、モータースポーツでこんな事を山﨑がやっているんだなぁて認められてからやらないと、誰もついてきてくれないなと思うんですよね!!ですから今はまずは、自分から発信していかないと、と思っています。


    ■今後の山﨑さんのご活躍や活動がとても楽しみですね!本日はお忙しい中どうもありがとうございました。

  • 笑顔が素敵な山﨑さんです☆
  • 真剣な表情!!
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