「僕、全部のスポーツが好きで、本当に運動が好きなんですよ!」
テレビ番組ではいつも元気いっぱい、熱血漢のイメージが強いつーじ。
そんな彼が愛してやまないスポーツは野球だ。
「僕の名前は“たつのり”っていうんですけど、おじいさんが巨人ファンで原辰徳監督からとった名前。お父さんも野球がすごい好きで、僕4兄弟なんですけど、お兄ちゃん2人いて両方とも野球をやってたんです。ボクも保育園や小1の時からみんなでキャッチボールしに行くっていう時には普通にやっていたんで」
幼い頃から自然な流れで野球に親しんでいたつーじ。グローブはお兄ちゃんのお古だったけれど、本来なら小4からしか入れないスポーツ少年団の野球チームに、小2の頃から入団させてもらっていたという。
「僕、結構器用でポジションはどこでもやっていたんですけど、初めてレギュラーになったのがサードで、その次にショートになって、ショートやりながらピッチャーやってて。先発ではなかったんですけど、2番手ピッチャーみたいな感じで投げてましたね。
で、キャッチャーがピッチャーやるときはボクがキャッチャーに入ってましたね」
なんと!つーじは小学生の頃からライトとレフト以外はすべて経験したオールラウンドプレイヤーだったのだ。
「僕はちっちゃかったんですけど、野球が本当に大好きで野球をわかっていたんで、いろんなポジションをやりましたね。そんなにズバ抜けて強くはないんですけど。小学生で、球速100キロいくかいかないかですかね」
2人のお兄ちゃんにお姉ちゃん、そしてつーじ。末っ子だからこそ、お兄ちゃん達に追いついて追い抜かして…という気持ちが常にあったと振り返る。…ということは負けず嫌いな性格?
「間違いなく!(笑)今もお兄ちゃんは野球やったりボルダリングやったり。一緒にもやれるし、対決もできるし。中京の体育学部で体のメカニズムも研究していて、負けたくない身近なライバルですね」
一言一言、誠実に言葉を選びながら答えてくれるつーじの瞳の奥に、ゆらゆらと情熱の炎が燃えていた。負けん気の強さの源流はお兄ちゃん達との関係性にあり…かもね。
このインタビューにあたって、今も使っているグローブを持参してくれたつーじ。実家には、もう指が入らないぐらい小さいものから歴代使ってきたグローブが大切に保管されているそうだ。
「飼っている犬に喰われたのもあるんですけど。犬が喰うんですよね、革が好きだから」
ところが、小学校から高校まで野球一筋だったというつーじは、大学に入るとガラッと一転、サッカー部へ。つーじのスポーツ人生にいったい何が!?次回、その秘密に迫る!
(インタビュー&ライティング 三輪のり子)