名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs京都ハンナリーズ
9.24(土)名古屋81-74京都 9.25(日)名古屋76-79京都
愛知県体育館
記念すべきバスケットボールのリーグ開幕を10000人が目撃!
プロと社会人の2つリーグが統一されて生まれ変わったバスケットボールのプロリーグ・Bリーグの開幕だ。
愛知県を本拠地とするチームのひとつ名古屋ダイヤモンドドルフィンズの開幕戦は、愛知県体育館で9月24日(土)、25(日)の両日、京都ハンナリーズを迎えて行われた。
記念すべき開幕に詰め掛けたブースター(※サッカーのサポーターと同意)は、それぞれ約5000人。
当日は名古屋ダイヤモンドドルフィンズのチームカラーの赤いTシャツが来場者にプレゼントされ、アリーナは真っ赤に染められた。
バスケットボールを初めて観戦した人は、攻守の切り替えが早いゲーム展開や、大柄なのにスピード感あふれるプレーを間近で見て、バスケットボールの魅力に間違いなくハマッただろう。
また、観客を楽しませるさまざまな演出も用意された。
タイムアウトのたびにチアガールがコートに現れたり、ハーフタイムのフリースローコンテスト、ファーストシュート予想クイズ、選手によるプレゼントの投げ込みなど退屈させない工夫が満載だった。
1日目のゲーム内容は追いつ追われつの均衡した展開。第4ピリオドが終了するまで、予想がつかないスリリングなゲームを見せてくれた。
延長戦までもつれた2日目は、名古屋の敗戦に終わったものの、バスケットボール観戦の醍醐味を存分に味わえたと思う。
もちろん勝利で終わるのがベストだが、負けが見えてしまう点差のゲームばかりでは、観客離れも早い。
とにかく、勝っても負けても観戦を楽しめる試合を。これが、全チームに課せられた課題ではないだろうか。
バスケットボールのプレスカメラは、コートのエンドラインからほんの1mほどの位置で、ゴールに限りなく近い。
ボールは飛んでくるは、選手が突っ込んでくるはと、撮影以外にも身の危険を案じなければならないのだ。
そこで、狙うのはドリブルのシーン、パス回しの際の攻防、そして、シュートシーン。広角から中望遠のズームレンズでまんべんなく追いかける。
そして、最もおさえたいシュートシーンは、3つのパターンでやってくる。
①パスまわしから自らドリブルでゴール下へ。
②ゴール下でパスを受けて。
③パスカットから、単独でもちこむ。
およそこの3パターンだ。
バスケットボールの一番の見せ場ダンクシュートは③のケースが多い。今回の試合でも、喜び勇んで(表情に出ている)ドリブルしてくるところを望遠側で撮り、いっきに広角側にしてシュートの瞬間を待つ。
心の中では「ここはダンクだろ!」と叫んでいる。外人選手なら、その確率はいっそう高い。ダンクの瞬間や決まった時の選手の雄たけびは、撮っている側をもハイテンションにしてくれる。
BリーグはB1とB2に分けられ、それぞれ18チームが登録。愛知県を本拠地とするチームは、B1に3チーム、B2に1チームだ。以下はそのチーム名。
<B1>
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋市)
シーホース三河(刈谷市)
三遠ネオフェニックス(豊橋市)
<B2>
Fイーグルス名古屋(名古屋市)
Bリーグやチーム情報などをチェックして、アリーナでぜひ生の迫力を体感し、Bリーグをいっそう盛り上げて欲しい。BリーグオフィシャルHP
(スポーツカメラマン : 村松繁昌)
Photo : 西脇正志