田原市でサーフィンの日本最大級のアマチュア大会を開催
第51回全日本サーフィン選手権大会2016
2016.8/23(火)~28(日)
東京オリンピックの正式種目に決まり、ますます注目を浴びているサーフィン。
田原市で開催された全日本サーフィン選手権大会は、連盟支部の予選を勝ちあがった約900名が集結し、アマチュアサーファーの頂点を決める歴史ある大会だ。
カテゴリーは年齢別で細かく分けられ、その内容は以下の通り。
●ショートボード
【MEN】キッズ (12歳以下)、ボーイズ(13~16歳)、ジュニア(17・18歳)
メン(19~34歳)、シニア(35~44歳)、マスター(45~51歳)、カフナ(59歳以上)
【WOMEN】ガールズ(18歳以下)、ウィメン(19~34歳)、シニアウィメン(35歳以上)
●ロングボード
【MEN】メン(44歳以下)、マスター(45歳以上)
【WOMEN】ウィメン(全年代)
●ボディボード
【MEN・WOMEN】全年代
特に注目したいのが、4年後に日本代表が期待される10代の若手サーファーだ。
「4年後は彼らの時代でしょう」と関係者も語る。
キッズ、ボーイズ、ジュニアの競技が行われた大会前半は、台風9号の影響で波にパワーはあるもののフェイス(斜面)が低く、状態が思わしくなかった。演技のチャンスが限られるため、選手は苦労を強いられたようだ。
こんなときの撮影は、一瞬のチャンスを見逃さないようにファインダーを覗くこちらも選手同様気を抜けない。
大きくて、状態がいい波を求めて、徐々に沖へと出て行く選手。そんな彼らを撮影するには超望遠を必要とするが、それでも満足いくサイズで収められない場合は波打ちぎわまでいってしまうことも。潮風や波しぶきにさらされるカメラにとっては非常に過酷な条件だ。
また、波とビーチの位置関係は平行なので、撮影ポジションはほとんどの場合正面からになるが、赤羽根ロングビーチには、海に張りでた状態の岩場があり、横からの撮影も可能だ。岬をバックにした渥美半島らしいカットが撮影できた。
サーフィン写真を代表する、カットバックなどのターンでできるスプレー(しぶき)と選手のカットは必須だ。
また、カールを滑り降りて、再びトップに向かうボトムターンも狙い目だが、波の高さと選手の対比差がなかった今回は、残念ながら撮影を断念した。
4年後の東京オリンピックで初めて採用されたサーフィン競技!
日本のトップサーファーが、世界と戦う姿を日本で観戦できる日が待ち遠しい。
(スポーツカメラマン : 村松繁昌)