リポビタンDチャレンジカップ
敗戦とはいえ、大健闘にファン大満足
ラグビー日本代表がスコットランド代表を豊田スタジアムに迎えたテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2016」。
昨秋のワールドカップ快進撃が記憶に新しい日本代表が観られるとあって、大勢のラグビーファンが詰め掛けました。(入場客数24113人)
スコットランドは昨年のワールドカップで屈した唯一のチームで、その雪辱を果たすかと注目を集めたゲームでした。
試合開始早々にスタジアムを沸かせたのは日本代表。前半8分の連続攻撃で、FW堀江翔太選手(パナソニック)が中央に鮮やかなトライ。
日本の真骨頂、スピードを武器にした鮮やかな攻撃に、スタジアムが盛り上がりました。
また、防御に関しても大健闘。後半だけで5トライを許した昨年のワールドカップでしたが、今回は前後半でわずか2トライに留めたのです。
攻守ともに世界ランキング9位のスコットランドに渡り合った見ごたえのある試合でした。
豊田大会の結果は13-26。ラグビーの場合の得点は以下の通りで、ダブルスコアとはいえ日本代表の健闘を称えたい結果です。
●トライ(T)5点
ボールを相手インゴールの地面につける
●コンバーションゴール(G)2点
トライ後に与えられるゴールキック
●ペナルティゴール(PG)3点
相手チームの重い反則に対して与えられるゴールキック
●ドロップゴール(DG)3点
プレー中にボールをワンバウンドさせてゴールを狙うゴールキック
これを踏まえて結果を見直すと
スコットランド 2T、2G、4PG
日本 1T、1G、2PG
今回悔やまれるのは反則の数。反則でしか止められない場面もあったかもしれないが、反則なくして極致を耐える強さが日本の課題なのかもしれません。
また、愛知県はトップリーグに「トヨタ自動車ヴェルヴリッツ」と「豊田自動織機シャトルズ」の2チームが参戦し、ラグビー人気が高い地域です。
8月26日(金)には2016-2017シーズンが開幕します。2019年のラグビーワールドカップの開催を目指して、愛知県豊田市もラグビー熱をさらに盛り上げてくれることでしょう。
(スポーツカメラマン 村松繁昌)