約2万人の女性ランナーが
名古屋の街をエンジョイラン
リオデジャネイロ五輪の代表選考で話題を呼んだ名古屋ウィメンズマラソン。
日本人トップゴールは、田中智美(第一生命)が、小原怜(天満屋)にドームデッドヒートを1秒差で制し、代表入りが内定しました。
スポーツ紙のトップを飾る話題もさることながら、19607人の女性ランナーが参加するマラソン大会としての注目度も高く、気温10度、無風の絶好のコンディションに恵まれて、名古屋の名勝を含むコースでは女性ランナーの波が駆け抜けました。
五輪選考レースだった「名古屋国際女子マラソン」は、2012年に「名古屋シティマラソン」と統合され、大規模な市民マラソン、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知」としてリニューアル。
完走記念にティファニーのオリジナルペンダントが贈られるのも、参加の魅力になって年々エントリー人数も増加しています。
また、フルマラソンのほかに、ハーフ、クオーター(10km)のカテゴリーもあり、レベルに合わせた参加も可能になっています。愛知県のみならず全国のアマチュア女子ランナーの憧れになったこの大会は、大勢のボランティア、警察関係、大会実行委員の尽力で、今年も無事終了しました。
ちなみに2017年の開催は、3月12日(日)に決定したようです。
【カメラアイズ】
一般の人がランナーを撮影しようとする場合、沿道からになるのがセオリー。
そこには、応援などの観客(?)がいっぱい。「ちょっとすみません」と言いながら、こじ入る勇気がない人は、脚立を用意しよう。
知り合いが参加して、写真を撮ろうとするなら、事前に綿密な打ち合わせをしておかないと撮り逃しを起こしかねない。
撮影する側がどこにいるのか、例えば○○交差点の牛丼屋の前にいるから、そこにきたら寄って来て声を掛けて、といった具合に参加者に自分をアピールするようにするほうが失敗を避けられる。
撮る側がランナーを探すのは意外と大変だ。ランナーが撮影者に気づかなければ、苦しい顔で走り去る写真しか残らないが、逆にランナーが撮影者に気づいていれば、笑顔で手を振る写真が撮れるのだ。
スポーツカメラマン 村松繁昌