参加するという観点では、特別なものと思われがちなのがモータースポーツ。
実際にはジムカーナやダートトライアル、そしてラリーといった走行時間を競うカテゴリーであれば、JAFの講習を受講して発行される国内B級ライセンスを取得することで参加できる、意外にそこまでハードルの高くないスポーツなのです。
参加する車両も普通に販売されているナンバーのついた車両を使用するため、規定にそって安全装備などを備えれば参加可能になります。
多少手間とお金がかかりますが、モータースポーツの中でも比較的参加しやすい部類になります。
そして、そのラリーにおいて国内最高峰の大会が全日本ラリー選手権。
今回採り上げる「新城ラリー」は全日本ラリー選手権の最終戦として、愛知県新城市で開催されています。
毎年、多くの観戦者が来場し、メイン会場の県営新城総合公園では企業ブースや飲食ブースが多数出展、ステージイベントも開催されるなど会場も賑わいます。
デモランではF3や耐久マシンがコースを疾走し、ギャラリーを沸かせます。
F3マシンが公園の中を走行するシーンなど滅多に見られません。
メインステージではトークショーやラリークイーンの撮影会など、サブステージでは奥三河のグルメの早食い競争やPRコーナーなどが行われ、我らがあいスポナビゲーターがステージも上がり「あいちスポーツコミッション」や奥三河をPR。
モータースポーツファンだけではなく、子どもから大人まで様々な人が思い思いに楽しめるイベントとなっています。
国内トップドライバーの走りを間近で見られるラリーとあって、観戦エリアではラリーファンが熱心に観戦。
目の前を走るマシンをカメラやビデオに収めようとする人でいっぱいです。
ドライバーも観客が多いとアクセルを踏む足に、つい力が入ってしまうそうで、走り甲斐のあるステージがこの新城ラリーとも語られています。
地元のおいしい物を食べながら、企業ブースを回ってラリーを観戦する、まるでモータースポーツランドのような一日を過ごせるのが「新城ラリー」なのです。
【カメラアイズ】
最近では、カメラのオートフォーカスの性能も上がってピントを気にしないですむようになった。
モータースポーツのような猛スピードで向かってくるような状況も、なんなくピント合わせをしてくれる。
置きピンといって、あらかじめピントを合わせた位置に被写体がきたらシャッターを切るといった撮り方をしていた時代がウソのようだ。
なので、アマチュアカメラマンでもスポーツ撮影がストレスなく楽しめる。
特に新城ラリーのようにマシンが目の前を走るのは絶好の撮影対象で、会場にはカメラマンがいっぱい。
こんな撮影条件がいい大会は少ないので、ぜひともスポーツ撮影を満喫してもらいたい。
(スポーツカメラマン 村松繁昌)
Photo1~7 村松繁昌