猛暑にも負けない。泳いで、こいで、走る!
究極の自己との戦い、トライアスロンが熱い。
この季節マラソンはオフシーズンだけど、同じ自己との戦いであるトライアスロンはオンシーズン。
ご存知のとおり、スイム、バイク、ランの3種目のタイムを競う競技だが、日本で認知された頃は、スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmという過酷なレースでした。
しかし、広大なコース設定が必要だったり、競技時間が10時間を越えるなどの問題から、ショート・ディスタンスまたはオリンピック・ディスタンスというスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmが設定され、今では一般アスリートの参加も多く、各地で競技が開催されています。
オリンピックでは、その名のとおりオリンピック・ディスタンスが採用され、2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックではパラトライアスロンが初めて開催されることになっています。
興味本位で参加できる競技ではないのがトライアスロン。
とにかく普段からトレーニングを重ね、自分が納得できたところで挑戦するというもの。
それでも、当日の体調によっては、満足いかない結果に終わることもあるのです。
いろいろなスポーツを取材していると、そのスポーツにあった体型があることに気づきます。
そんな中、最も理想的な体型だと思うのが、トライアスロンのアスリート達でしょう。
※トライアスロン大会には、今年、6月7日に愛知県・知多半島で開催された「アイアンマン70.3セントレア知多半島ジャパン」のように、ハーフ(70.3マイル)の大会もあります。
【カメラアイズ】
ショート・ディスタンスの場合、スタートとゴール地点が同じで、そこを基点とするコース設定がされることが多い。
そのため、3種目とも撮影することは容易だ。
3種目の中では、バイクがさまざまな撮り方ができるので、絶好の撮影のポイントである。
正面、コーナーを曲がる斜めのシーン、流し撮りなどカメラの設定(シャッタースピード)を使い分けられるからだ。
バイクは、アスリート本人も最もお金をかけている部分なので、彼ら自身にとっても、一番撮影してほしい場面に違いないと勝手に思っている。
また、ゴールシーンはアスリートの気持ちが正直に現れるのでクライマックスとして、やはり見逃せない。
(スポーツカメラマン 村松繁昌)