皆さん、お久しぶりです!
守屋ユウです!(*・ω・*)
今月からこの『あいスポ』blogにてスポーツ漫画のご紹介をさせて頂きます!!
何を隠そう、私守屋は「趣味:漫画を読むこと」と言えるほど漫画が大好きでして…
子供向けの漫画から少女漫画、少年漫画、青年漫画、過去の名作まで、幼い頃から色々と読んできております!!
そんな私が皆さんに「スポーツを魅力的に描いている漫画」をご紹介していこう、というこれまでとはまた一味違うスポーツ情報をお届け致します!!
ぜひ今月から、再び自由な私の記事にお付き合い頂ければと思います(*゚ω゚)
さてさて、それでは早速ご紹介するスポーツ漫画、第一作目は
浦沢直樹先生作
『YAWARA!』
です!!
ご存知の方も多い有名な作品ですね!
スポーツは言わずもがな“柔道”!
オリンピック金メダリスト谷亮子選手の愛称「ヤワラちゃん」というのも、この作品の主人公、猪熊 柔(いのくま やわら)から来ています。
柔道の試合をご覧になったことのある方は、あの数分のドラマに夢中になる方も多いでしょう!
私も柔道の試合は夢中で見入ってしまうほど好きなスポーツのひとつなのですが、実はそのきっかけは
『YAWARA !』なのです!
読んだことがないよー、という方の為にストーリーを簡単に説明いたしますと
「主人公 猪熊柔は幼い頃から全日本柔道選手権五連覇の偉業を成し遂げた祖父 猪熊滋悟郎にオリンピック金メダルを取って柔の道を極めるため稽古をつけられていた。
しかし、普通の女の子として青春を満喫したい柔は柔道から遠ざかろうとするが、街中でひったくり犯を投げ飛ばしたところを新聞記者に撮られてしまう。
そこから柔道の天才として注目が集まった柔が自身の思いと、友人や柔道のライバルたちとの思いに葛藤しながらオリンピック金メダルへの道を目指していく」
といった物語です!
バリバリのスポ根漫画、というわけでもなく、恋愛模様なども描かれており、どの方でも抵抗なく楽しめる一作だと思います!
さて、そんな数ある柔道マンガの中で、私が『YAWARA!』の魅力だと思うものは、“技の美しさ”!
主人公 柔の得意技は実際の試合でも決まると美しい、「一本背負い」。
すべての読者に訴えかけるような柔道の技と魅力を詰め込んだ、一番美しい瞬間を切り取った一本背負いの描写に衝撃を受けました。
特に私がおすすめしたいのが、完全版の14巻に収録されている「飛んだ!」の回です。
全日本女子柔道選手権大会決勝にて親友と戦うことになった柔に、周りは「手加減をしてしまうのでは」と不安になってしまいますが
親友の必死さに全力で応えた柔が見事な一本背負いを決めます。
私はその見開きで描かれたシーンに思わず鳥肌がたちました。
まるで会場にいるかのような、迫力とスピードと、そして魅入ってしまう美しさ。
技を受けた親友が思わず発した「すっごい・・・」というシンプルな一言も、それ以外に表現が出来ないものだった、と読んでいる私も共感してしまうものでした!
そこからの展開はクライマックスに向け、更に熱いものになっていきます!
バルセロナオリンピック代表最終選考会にてライバルを降し、優勝を決めた柔はオリンピック代表として世界の強豪たちとの試合に挑みます。
各選手が背負うその国の重圧や己が培ってきた練習や経験、それを支える様々な人々、その全てを正々堂々とオリンピックという舞台でぶつけ合う選手たち。
“天才”、と呼ばれる柔も世界のオリンピック代表選手たちには苦戦をしいられますが、どんなに強い相手にも決してあきらめず、小さな体で「柔よく剛を制す」という自分の柔道を貫く柔に、日本だけではなく世界中、そしてライバル達も心動かされていきます。
読んでいる私もどんどん心動かされ、漫画の世界に入り込んで柔を応援したくなってしまうほど、彼女の一戦一戦に夢中になってしまいました!
その熱さといい、柔道の魅力の描き方といい、1980年代~90年代前半の作品にも関わらず、今読んでも楽しめます!
読んだことがない方、または昔に読んだきり、という方!
ついに四年に一度のオリンピック・パラリンピックがリオデジャネイロにて開催されました!
今回も日本人選手のみなさんが、日本全土に柔道の面白さや緊張感、また技の美しさを試合を通して魅せてくれるでしょう!!
ぜひこの機会に『YAWARA!』を読んで、一緒に柔道日本選手を応援しましょう!
ということで、今回のおススメ漫画は浦沢直樹先生作『YAWARA!』でした!
(声優:守屋ユウ)