愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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起業家 現役アスリート・馬瓜エブリン
愛知から仕掛けるバスケ革命

こんにちは!スポーツ大好きあいスポくんッス! 僕が愛知の人気アスリートに突撃取材する連載コーナーです! 今回は女子バスケットボール界のパワースポット的存在、馬瓜エブリン選手にインタビューしてきたッス! バスケ愛はもちろん、経営者としての顔やプライベートの過ごし方まで、た~っぷり語ってもらったよ!

まずは定番の質問から……バスケを始めたきっかけって覚えてますか?


両親がNBA好きで、家にウェイド(※ドウェイン・ウェイド選手)のポスターが貼ってあって、ユニフォームを寝間着にしてました。地元のクラブチームに入ったのが小学校4年生のときです。初めてリング見たときは「高っ!」って思ったのが一番の記憶ですね。


実際に競技を始めてみて、どう感じたッスか?


体力的にめちゃくちゃキツいスポーツだってことを実感しました。走るし跳ぶしぶつかるし、想像以上にハードで激しかったです。


それでも続けようと思えたのは、やっぱり魅力があったから?


そうですね。バスケって、本当に最後の0.6秒で試合がひっくり返ったり、20点差でも5分で逆転したり、とにかく展開が読めないんです。見てる方もドキドキするし、やってる方もめちゃくちゃ面白いです。


試合中の一コマ(©DENSO IRIS)

他のスポーツとは違う魅力って何だろう?


バスケって「文化」でもあると思うんですよね。スニーカーとか音楽とか、ストリートのカルチャーとすごく繋がってる。だから、プレーだけじゃなくて、いろんな場面で楽しめるところです。


憧れの選手って誰ッスか?


高校生の頃から、ずっとステフィン・カリー選手が大好きです。まだ雑誌の白黒ページに載ってた頃からチェックしていて、そこからどんどんバスケそのものを変える存在になっていきました。今では誰もが3ポイントを打つ時代になったけど、それを切り開いた選手ですよね。「この時代に立ち会えてよかった」って、本気で思ってます。


馬瓜選手って、アスリートだけじゃなくて「社長」としても活動してるんッスよね? 凄すぎッス!


ありがとう!アスリートとファンが、もっと直接的につながれるような文化をつくりたいと思って「Back Dooor株式会社」というスタートアップ企業を立ち上げました。


どうしてそういう事業をやろうと思ったの?


元々4~5歳くらいから「オリンピック選手と社長になる」っていう夢があったんです。そして、実際に自分がアスリートとして活動していく中で、ファンの方との関わりってすごく大事だなと感じるようになって。その橋渡しができる仕組みを、自分で作ろうと思いました。


それが「Fantrance(ファントランス)」っていうサービスッスね!


そうです!アスリートが自分の言葉で想いを語り、ファンは推しに応援を届けられるライブ配信コンテンツです。ユーザーも増えてて、「続けてほしい」とか「面白かった」って声をもらえるのが本当に励みになります。みんなのリアクションがあるから頑張れるし、日々アップデートしています。


Fantrance公式サイトはこちら

アスリートとしても超忙しいのに、両立できるのすごいッス!


それが、意外といけるんですよ。練習って実は午前と午後に2時間ずつくらいで、あとは休養とかケアの時間。私はその「休んでる時間」に、楽しみながら事業をやっているんです。バスケとはまた違う頭の使い方ができるから、いいバランスになってる気がします。


アスリートとしての経験が、社長業に活きてるって感じる?


めっちゃ活きてます。たとえば「チームづくり」って、バスケでもビジネスでも本質は同じなんですよ。いろんな人が関わる中で、どうやってコミュニケーションを取るか、どうやって強みを活かし合うか。逆に、ビジネスで学んだことが、バスケのチームにも還元できてる部分もありますね。


とはいえ、仕事もバスケも全力だと、オフの日はぐったりしちゃわない??


リセットしたいときは自然に触れるようにしていますね。キャンプも大好きです。本格的にテントを張って泊まることもあれば、焚き火だけして帰ってくるデイキャンプのこともあります。大事な試合の前には徳川園をふらっとお散歩したりもします。


徳川園がお気に入りなんッスね! 地元、やっぱり大好きッスか?


めちゃくちゃ好きです。ずっと愛知県民なんですけど、最近は久屋大通公園とかもきれいに整備されてきて、発展していく様子に感激しています。おいしいご飯屋さんもたくさんありますし、特にひつまぶしは大好物です!


そんな馬瓜選手、地元・愛知での大会も主催してるんッスよね?


そうなんです。「MARVELOUS∞(マーベラスエイト)」っていう高校生向けの3人制バスケ大会を主催してます。いわば「3×3の甲子園」っていうイメージで、今年で4年目です。


社長としての顔も持つ、馬瓜選手(©Back Dooor)

どうしてこの大会を始めようと思ったの?


東京にはウインターカップ、兵庫には甲子園があるけど、愛知には全国的に注目される高校生の大会がなかったんですよね。だったら、自分たちで愛知をバスケの聖地にしちゃおうと思ったんです。


まさに、プレイヤーと仕掛け人、両方の顔を持つ馬瓜選手ならではの取り組みッスね!MARVELOUS(素晴らしい)!


ありがとうございます!でも、私は「周りが変わるのを待つんじゃなくて、自分たちで変えていく」っていうスタンスでいたいと思っていて。バスケの未来を少しでも明るくしたいし、それが地元・愛知からできたら最高じゃないですか。


愛知から仕掛けるバスケ革命、これからも注目ッスね!最後に、読者のみなさんにひと言お願いします!


本当に、愛知の皆さんの熱量の高さを、毎年ひしひしと感じています。ここ愛知県から、多角的に面白いことにどんどん挑戦していきたいです。バスケットはもちろん、それ以外の活動も、愛知県の皆さんと一緒に盛り上げていけたら嬉しいです!


今回の感想

バスケ愛も地元愛も、エネルギー満タンで語ってくれた馬瓜選手!
コートの上ではもちろん、社長としても仕掛け人としても、どんどん新しい風を吹かせている姿にワクワクしたッス!これからも、愛知からバスケ文化を盛り上げていってほしいッス!


©DENSO IRIS

PROFILE
Evelyn Mawuli
まうり エブリン。1995年愛知県豊橋市生まれ。14歳でユース日本代表として初の国際大会に出場。地元・名古屋のバスケ強豪校である桜花学園高等学校では高校三冠を達成し、U-17日本代表として世界選手権ベスト4入りに貢献。2014年に日本代表入りを果たし、2021年の東京オリンピックでは女子バスケットボール史上初の銀メダルを獲得した。 アイシンウィングス、トヨタ自動車アンテロープスを経て2023年よりデンソーアイリスに所属(2025年5月現在)。明るくユーモラスなキャラクターで親しまれ「日本一親しみやすいバスケ選手」としても人気を集める。



デンソーアイリスの情報はこちら

第4回3×3 マーベラス∞ 高校生バスケトーナメント SCHEDULE

9月13日(土)愛知予選大会
会場:ららぽーと愛知東郷

9月15日(月・祝)決勝大会
会場:久屋大通公園


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2025 / vol.45

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