Bリーグ 名古屋ダイヤモンドドルフィンズの感染防止対策をレポートしました
ドルフィンズアリーナで行われたBリーグ開幕戦
新しい応援スタイルと熱戦の模様を紹介!
いよいよ熱戦の火蓋が切られたBリーグ 2020-21シーズン。秋晴れとなった10月3日(土)に、新シーズンの開幕戦となる名古屋ダイヤモンドドルフィンズとレバンガ北海道の試合がドルフィンズアリーナで行われた。新型コロナウイルス感染防止対策として、観戦チケットは収容人数の約50%分のみ販売、主催者発表の入場者数は2,178人。その多くが、この日を待ち望んだドルフィンズファン達であった。
アリーナ入り口に並ぶ人たちは、もちろんみんなマスク姿。しっかりとソーシャルディスタンスが保たれ、大声で話す人もいない。誰もがはやる気持ちをぐっと抑えつつ、新型コロナウイルス感染防止対策を意識しているようだ。また、会場前の広場に出店したドルフィンズのオフィシャルグッズを販売するブースやキッチンカーでも、スタッフ全員が感染対策をきちんと行って接客にあたっていた。
この試合は、「Bリーグ新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に従って行われた。まず入場の際には、来場者の検温や手指の消毒を徹底。また、会場内の座席は前後左右が1席ずつ空くように配置され、観客の導線も密を避けるように配慮がなされている。応援方法も、ガイドラインに基づき変化。ドルフィンズの公式HPからオリジナル応援ボードをダウンロードし、選手へのメッセージを書いて掲げながら応援するなど、新しい観戦スタイルとなった。
いよいよ待ちに待った試合が始まると、ドルフィンズは序盤から優勢に立つ。新加入の齋藤拓実選手がレバンガのディフェンスをかいくぐってシュートを決めると、その後も勢いにのって次々とドルフィンズのシュートが炸裂。ジェフ・エアーズ選手の華麗なダンクシュートには、観客席からは声を出して応援できない代わりに、大きな拍手が起こった。試合はドルフィンズの圧倒的なリードのまま前半が終了。ハーフタイムではホームゲームの楽曲監修を行っているAK-69の曲に合わせてファンが応援ボードを掲げて、会場は真っ赤に揺れながらさらにヒートアップ。
後半も安藤周人選手や笹山貴哉選手が3ポイントシュートを決めるたびに大きな拍手が湧いた。試合は89-54でドルフィンズが快勝。選手達は開幕戦での勝利を喜びつつ、笑顔で観客席に向かって手を振る。感染防止対策を徹底した新しい観戦スタイルでも、ファンは以前と変わらず十分に試合を楽しめたようだった。
「DO, RED. TOGETHER WE WIN」。今シーズンのドルフィンズの合言葉のように、新しい観戦スタイルのもとで選手とファンが一体となって勝利を手にした一戦。梶山信吾ヘッドコーチは試合後に、「こんな状況の時でも、会場にお越しいただいてありがとうございました」とファンに向けて感謝の言葉を伝えた。どんな状況でもチームとファンの絆は揺るぐことはない。この先の試合も感染防止対策をしっかりと行いながら、勝利を手にしていくことを期待したい。