こてら きしこ小寺 岸子

年齢54歳
経歴武豊町在住
走行市半田市

 33年前、交通事故により車いすの生活になりました。その時は、「なぜ生き残ってしまったのか」という絶望しかありませんでした。その後、障害のある仲間に誘われて町に出かけることが楽しいリハビリになり、いつしか「楽しく生きよう」と思える自分がいました。
 その頃、町に出かける度に、車いすで自由に出かけられる場所が増えていると感じました。愛知県では「人にやさしい街づくり条例」の制定が街を変えていたのです。
 そこで当事者である私自身がこの流れを加速させるため、仲間とNPO法人ひとにやさしいまちづくりネットワーク・東海を立ち上げ「私が出会う人の数だけ、人がやさしくなる」と信じ、理解者を増やしてきました。
 NPO法人を設立して17年が経ち、これまでにバリアフリーマップの制作、小中学校での福祉教室、バリアフリーコンサートなど、多くの人と協力しながら、車いすで楽しく暮らす企画をつくってきました。その感謝を伝えたいと思います。
 ※応募動機・自己PRは応募時の内容を掲載しています。