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2024/03/27 特集記事

ジャパンラグビーリーグワンのトヨタヴェルブリッツとU20日本代表のフォワード候補選手との合同練習をレポート!
ヴェルブリッツの秋山大地選手へのインタビューも!

「オールブラックス」ことニュージーランド代表として、共に3度のワールドカップに連続出場したラグビー界のスーパースター、アーロン・スミス選手とボーデン・バレット選手が今季から加入し、目指すはジャパンラグビー リーグワンでの「優勝」ただひとつのみのトヨタヴェルブリッツ。2月19日から21日の3日間、トヨタスポーツセンター内にある練習グラウンドにて、ラグビーU20日本代表のフォワード候補選手たちとの合同練習が行われた。

U20は7月上旬から開催される「ワールドラグビーU20トロフィー2024」に向けて、強化合宿の真っ只中。次世代の日本ラグビーを担う若手のフォワード陣が各大学から集結し、代表選出に向けて必死のアピールを続けている。

U20の強化を全力でサポートするヴェルブリッツ。南アフリカ代表でW杯2023においてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたピーターステフ・デュトイ選手(ポジション:LO(ロック))を筆頭に、W杯2023で日本代表主将を務め、ヴェルブリッツでも主将として活躍する姫野和樹選手(ポジション:FL(フランカー))らフォワードの主力選手が多数参加した。世界的プレイヤーとのマッチアップが、次世代を担うU20日本代表のフォワード候補選手たちにとって、大きな刺激になったことは言うまでもないだろう。

合同練習最終日となったこの日は、雨が降りしきる中、ラインアウトとスクラムを中心に反復して練習。合同練習に参加したヴェルブリッツの秋山大地選手(ポジション:LO(ロック))は「大学生の選手たちのパワフルさを感じました。『こういう選手たちが将来、日本代表を担っていくのだろうな』と思いながら練習に参加していました」と、若い選手のタフネスさを称賛した。

合同練習を終えたばかりの秋山選手に話を伺うことができた。自身もU20日本代表に選出された経験を持ち、懐かしさも感じながら合同練習に臨んでいたという。

「エディー(・ジョーンズ)さんに日本代表のヘッドコーチが代わり、これからスピード・パワー・スキルが更に求められることになると感じています。新しく日本ラグビーを担う選手にはその点を意識し、これからも練習に励んでほしいなと思います」とU20の選手たちにエールを送る。

トヨタヴェルブリッツの現状についても語ってくれた秋山選手。「1試合ごとに方向性を決めた上でゲームに入れています。みんなが同じ方向を向いて臨めている点では、いいラグビーができているんじゃないかなと思います」と話す。

今季から世界的なスタープレーヤーであるアーロン・スミス選手とボーデン・バレット選手が加入。チームの雰囲気は変わったのだろうか。

「アーロンとボーデンはフィールドに立ったときに、すごい声量で明確な指示を送ってくれるんです。フォワード陣に疲労が出て足が止まった時、両選手が鼓舞してくれるから踏ん張ることができています。自分自身は目の前の試合をこなすのに目一杯なところがあり、周りへの声がけや状況判断という部分では彼らを見習ってレベルアップできたらいいなと思います」。

両選手の加入はスキル面の向上のみならず、チーム全体のモチベーションにもいい影響をもたらしているようだ。

「今季は怪我で出遅れてしまい、悔しい気持ちもありました。力強く前に進む動きと、展開して横にボールを回す動き。ベンチから試合を観ていてヴェルブリッツのラグビーは、その2つの動きにメリハリがある“観ていて楽しいラグビー”だなと改めて感じました。愛知県にはさまざまなスポーツがありますが、僕たちが“観ていて楽しいラグビー”を展開することでラグビーの魅力をしっかりと届けたいです」。

愛知県のスポーツファンに向けて、最後に秋山選手は笑顔で語りかけてくれた。

PROFILE
秋山大地
あきやまだいち。1996年生まれ、徳島県出身。ポジションはLO(ロック)。つるぎ高等学校を経て帝京大学で活躍。ジュニア・ジャパン、高校日本代表、U20日本代表も経験した。日本代表キャップ歴は1。コンタクトの強さが持ち味であり、タックルやボールキャリーのパワースキルはチーム内でも光るものがある。


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