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チームスタッフにあいスポくんが突撃取材!
トヨタ紡織サンシャインラビッツ 通訳 福崎ナツミさん

 こんにちは!スポーツ大好きあいスポくんッス!今回は、Wリーグ・トヨタ紡織サンシャインラビッツで通訳を担当している福崎ナツミさんに、通訳になったきっかけややりがいについて聞いたッス!

試合中、選手へ指示を送る福崎さん

あいスポくん、はじめまして! 福崎ナツミです。


福崎さん、はじめまして! 今日はよろしくッス。通訳のお仕事をしている福崎さんは、日本語のほかに何語が話せるの?


スペイン語と英語が話せますよ。英語は日常会話レベルなので、現在勉強中です。


スペイン語って難しそうだけど、どうやって覚えたの?


子どもの頃、大好きな兄に「スペイン語じゃないとナツミとは会話をしない」と言われたのがきっかけです。


お兄さんはどうしてスペイン語で会話をしたかったの?


私の母が日本人とペルー人のハーフなので、ペルーの公用語のスペイン語が話せたんです。それで両親が、私にも日本語とスペイン語の両方を話せるようになってもらいたかったみたい。


バイリンガルって言うんだよね。かっこいい〜。


でも、子どもの頃は友達と違う言語を話すことがすごく恥ずかしくて……。スペイン語は話したがらなかったんです。そこで両親が兄に頼んで、嫌でも私がスペイン語を使うように仕向けたみたいです。おかげで、通訳ができるほどの言語力を身につけることができました(笑)。


ルーカス・モンデーロ・ガルシアHCとは常に行動を共にする

通訳の仕事は楽しい?


今では楽しいって胸を張って言えるけど、1年目の頃は毎日のように泣いていましたよ。


どんなことが大変だったの?


大学を卒業して普通に就職したんですが、「通訳をやらないか」と声をかけてもらって……。思い切って飛び込んでみたのはいいものの、小学生がいきなり大学の授業を受けるみたいな感じで、右も左も分からなかったです。


僕なら嫌になっちゃうかも。


やるからには「途中で投げ出しちゃダメだ」って思って、バスケの専門用語を覚えたり、選手だけではなくコーチやトレーナーとコミュニケーションを取ったり、思いつくことはとにかくやってみようっていう感じでした。


単にヘッドコーチ(HC)が話していることを訳すだけではないんだね。今はどうなの?


HCの言ったことをそのまま訳しても選手に伝わらなかったら意味がないですよね。だから、どう伝えればよいのかは常に考えています。反対に、HCにも日本人のメンタリティや文化的背景を理解してもらう努力も続けています。そのほか、HCの秘書的な仕事やリクルーティングなど、いろいろな仕事を任せてもらっています。


ガルシアHCの話をかみくだいて選手へ伝えている

サンシャインラビッツはどんなチーム?


選手、コーチ、裏方スタッフのコミュニケーションがしっかり取れていて、とても仕事のやりやすい環境です。


今シーズン期待の選手を教えてほしいッス。


新加入の石牧葵選手と峰晴寿音選手です。2人ともポジティブで人柄もとても良くて……。2人のおかげでチームの雰囲気がさらに和やかになりました。


チーム全体はどう?


25歳以下の選手が半数以上いる若いチームでまだまだ学ぶことも多くありますが、才能のある選手ばかりでとても楽しみなチームです。私も通訳としてチームの勝利に貢献できるように頑張ります!


コーチ陣と密にコミュニケーションをとるのも通訳の大切な仕事

今回の感想

中学生までバスケットボールをプレーした経験はあるものの、専門知識はほぼ持たないまま、通訳という職業にチャレンジした福崎さん。最初は苦労したようですが持ち前の明るさと負けん気で、今やチームに欠かせない存在に。今シーズンの飛躍が期待されるトヨタ紡織サンシャインラビッツで縁の下の力持ち的な役割を果たしてくれるはずッス!


PROFILE
福崎 ナツミ
ふくさきなつみ。1994年10月生まれ。神奈川県出身。大学卒業後は一般企業に就職するも、2020-21シーズンにトヨタ自動車アンテロープスのヘッドコーチ(HC)に就任したルーカス・モンデーロ・ガルシア氏に誘われ、通訳の道に。2023-24シーズン、モンデーロ氏のトヨタ紡織サンシャインラビッツHC就任に伴い、福崎さんも通訳としてHCとともに同チームに移籍した。


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