15年ぶりのリーグ制覇へ！
2025シーズンの名古屋グランパスが始動

満員のグランパスファミリーに飛躍を誓う

　名古屋グランパスは1月11日、ウインクあいちで2025シーズンの新体制発表会を開催した。新加入の７選手を含む29選手が登場（内田宅哉選手は体調不良のため欠席）し、会場を埋め尽くしたグランパスファミリーに今シーズンの飛躍を誓った。会場の様子と合わせてリポートする。

　昨シーズンのJリーグYBCルヴァンカップで２年ぶり２度目の優勝を果たし、クラブ５つ目のタイトルを獲得した名古屋グランパス。長谷川健太監督体制４年目となる今シーズンは、ルヴァンカップ連覇はもちろん2010年以来のリーグ制覇にも期待がかかる。この日の会場となったウインクあいちには開場前から大勢のグランパスファミリーが列を作った。入場者数は約800人。熱気に包まれた会場の様子からも、今シーズンへの期待の大きさがうかがえた。

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名古屋グランパス・ルヴァンカップ優勝‼︎

　冒頭のあいさつを行った小西工己社長は、2024シーズンはホームゲームの年間入場者数、リーグ戦の１試合当たりの平均入場者数がクラブ史上過去最多となったことを報告。「スタジアムを赤く染め上げてくれた皆様のおかげ。圧倒的なホームの雰囲気がいつも我々を力強く後押ししてくれました」と謝意を示した。また、ルヴァンカップで優勝したことについて「グランパスファミリーと喜びを分かち合った国立競技場の景色は本当に素晴らしく今でも脳裏に焼きついている」と話している。

　あいさつの最後には社長を退任することを表明。「コニタン」と呼ばれるなどグランパスファミリーからも親しまれている存在だけに、会場からは驚きの声が上がっていた。

　続いて、今年４月の株主総会と取締役会で次期社長に就任が予定されている清水克洋専務が登壇。「名古屋グランパスが世界と闘うクラブとなるために、常にタイトルを争うクラブとなるために、ホームタウンの皆様に『街いちばんのクラブ』と思っていただくために、全力を尽くして取り組みたい」と決意を述べた。

　チーム編成を担当する山口素弘ゼネラルマネージャーは、今シーズンのチーム始動時に選手に見せた映像を紹介しながら、「NEVER GIVE UP（決してあきらめない）」「FOR THE WIN（勝利のために）」というチームコンセプトを説明した。

「新たな歴史を作る」「タイトル獲得に貢献」
新加入７選手が意気込みを語る

　新ユニフォームのお披露目では、森島司選手と武田洋平選手が登場。名古屋の風を起こす上昇気流の渦をシャチの有機的なフォルムを加えて表現したグランパストライバル柄の新ユニフォーム姿を披露した。
　グランパスファミリーにとって新しいユニフォームは関心事項の一つ。客席にいる多くの人が、壇上の森島、武田両選手をスマートフォンで撮影していた。

　新人選手・新加入選手紹介では、今シーズンから新たにグランパスに加わることになった７選手が登壇。それぞれ以下のように抱負を語った。

ルヴァン杯優勝の自信を胸に闘う
長谷川監督が見せる４年目の決意

　続いて長谷川健太監督が登壇。「昨シーズンは星を取る（ルヴァンカップ優勝）ことができてチームにとっても私にとっても自信になった。我々の最終目標はリーグタイトルを取ること。今シーズンはそこにチャレンジしていきたい」と意気込みを語った。

　最後に今シーズンの背番号紹介とともに、全選手が登壇。長谷川監督を交えてフォトセッションが始まると客席のグランパスファミリーが一斉にスマートフォンを向けていた。

　選手を代表して和泉竜司選手が「昨シーズンは５個目の星が獲得できたので、今シーズンは６個目、７個目、８個目と増やしていけるよう、昨シーズン以上にアグレッシブなサッカーを展開したい」とあいさつし、会を締めくくった。

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