クロストーク
ウルフドッグス名古屋 傳田亮太 ✕
豊田合成ブルーファルコン 古屋悠生
こんにちは!スポーツ大好きあいスポくんッス!僕が愛知の人気アスリートに突撃取材をする連載コーナーです!第15回は、経験豊富なチームの要であるウルフドッグスのミドルブロッカー・傳田亮太選手と、新主将として4連覇を目指すチームを牽引する豊田合成ブルーファルコンのセンターバック・古屋悠生選手に話を聞いたよ。ともに昨シーズンにリーグ優勝を果たし、今シーズンもさらなる高みを目指し日々練習に励む二人に、それぞれの立場から普段気に掛けていることや、オフの過ごし方について聞いたッス!
お二人とも競技を続けてこられた理由を教えてほしいッス!
大学はそれほど強豪校ではなかったのですが、それでもハンドボールを続けたい気持ちはブレなかったのでブルーファルコンに入団を決めました。昔も今も、負けても折れないという気持ちで頑張っています。
自分の場合は、がむしゃらにただバレーボールを続けてきた、それだけですね。でも高校はターニングポイントになったと思います。厳しい監督の下で練習をすることで、メンタルが強くなりました。あの経験があったおかげで、多少のことは苦労だとは思わなくなりましたし、今もバレーボールを続けていられると思っています。
普段どのような気持ちで試合に臨んでいるの?
ミドルブロッカーというポジションの特性上、試合中は出たり入ったりするので、とにかく毎回出たらプレーで貢献するしかないと思っています。バレーボールは監督の指示が主体となるので、試合の途中でも監督の指示に従い、常に最善のプレーができるよう心掛けています。フルセットにもつれ込むと、試合時間が2時間半程の長丁場となりますが、その中で相手のセッターはどのアタッカーをよく使っているか、ブロックはどこに跳ぶことが多いかなど、相手の攻め方を意識して対応するようにしています。
ハンドボールも監督の指示はもちろん重要ですが、試合中はずっと攻防の連続なので、選手同士でコミュニケーションを取ることを心掛けています。一つ前のプレーを振り返り、ここが空いていたなとか、このフォーメーションの場合は相手がこう攻めてきたなとかを考えながら動きますね。今年からキャプテンとなったので、メンバーの様子を見ながらフォーメーションを考えるようにもなりました。プレッシャーはゼロではないですが、今までやってきたことを基礎に、自分が変えていかなくてはならないこともあると思っています。
競技中にフェアプレーやスポーツマンシップの重要性を感じたことは?
ハンドボールは身体接触が多く、激しいプレーがあるからこそ、フェアプレーやスポーツマンシップを大切にしています。こうしたことを自分たちが積極的に見せていくことで、子どもたちがハンドボールに興味を持ってくれるようになり、競技人口の増加につながると思っています。
バレーボールの場合は直接相手と接触することはないですが、ボールが当たったりしてしまうことはあります。当ててしまった場合は、プレーが終わったら相手に謝る。どこのチームの誰でもやっていることですが、とても大切なことだと思っています。
食事面で気を付けていることは?
とにかくハンドボールは消費エネルギーが多いのと、相手と接触するスポーツなので体重が落ちると不利になります。でも増えすぎるとジャンプができなくなるので、適正体重を維持できるように食事は気を付けています。特に自分はあまり食べないほうなので、できるだけ栄養を考えて食べるようにしています。
自分は特に何も考えず、好きなように食べています(笑)。チームの中には自分なりに食事制限を設けている人もいますが、自分はやっていないですね。それが逆にいい結果につながっていると思っています。
自分が使っているシューズにこだわりはある?
そこまでこだわりはなくて、デザインや色で選んでいる場合が多いですね。でも自分の足は土踏まずがないので、うまくアーチを上げられるようにインソールだけは完全オーダーメイドで作っています。
ハンドボールの選手の中にはバレーボールのシューズを履く人もいますが、自分は履いていません。自分のプレーは横の動きが多いので、横の動きに強い構造のシューズを選んでいます。
異なる競技で仲が良い人がいたら教えてほしいッス!
ウルフドッグスで仲の良い人がいて、スポーツをする者同士、お互いに刺激を受けています。昨シーズンのウルフドッグスの優勝は自分も本当に嬉しかったですね。
ありがとうございます!自分は特に仲が良い人はいないですね(笑)。オンとオフをしっかり分けたいタイプなので、オフはスポーツ全般から離れています。
チームのメンバーとのコミュニケーションは?
練習中はもちろんですが、練習が終わっても話したり、休日も一緒に過ごしたりします。コートを一歩出たらみんなでたわいもない話で盛り上がったりしますね。
ウルフドッグスは若いメンバーが多く、あえて上下関係を作らないようにしているので全体的に仲が良いと思います。監督とも仲は良いですが、敬う心を忘れずにコミュニケーションを取っています。
最後に、お互いのホームである愛知県稲沢市についての感想を教えてほしいッス!
モーニング発祥の地と言われる一宮市のお隣ということもあってか、稲沢市はカフェが多く、多くのお店でモーニングをやっています。稲沢市内のカフェを巡るのはとても楽しいです。
地元が山梨で、大学は千葉でしたが、どちらも田舎だったので稲沢市は快適に暮らせる場所だと感じています。よく「稲沢市は何もない」と言われますが、店も多いし、名古屋も近いし、何でもあって本当に暮らしやすいですよ(笑)。
ベテランとして、新主将として二人ともチームのことをすごく考えているね!今シーズンもぜひ頑張ってほしいッス!
PROFILE
傳田亮太
1991年生まれ、長野県出身。191cm、85kg。ポジションはミドルブロッカー。中学1年生からバレーを始め、創造学園高等学校(現・松本国際高等学校)から中央大学へ進学。2014年にウルフドッグス名古屋(旧・豊田合成トレフェルサ)に入団。2016〜2018年には日本代表メンバーとして活躍した。2015-16〜2017-18シーズンに3年連続でVリーグベスト6、2022-23シーズンもVリーグベスト6に選ばれた。最高到達点は345cm、得意なプレーは速攻。
PROFILE
古屋悠生
1996年生まれ、山梨県出身。177cm、75kg。ポジションはセンターバック。兄の影響を受けて中学1年生の時にハンドボールを始めた。駿台甲府高等学校時代は日・韓・中ジュニア交流競技会の日本代表に選ばれた。順天堂大学時代は関東学生ハンドボールで得点王のタイトルを獲得。2019年に豊田合成ブルーファルコンに入団し、今シーズンから主将に就任した。
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