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2024/04/26 aispo! News

デンソーアイリス、皇后杯優勝に続くWリーグ準優勝

日本代表の3選手を中心に3度目の準優勝

 バスケットボール女子Wリーグの2023-24シーズンのプレーオフファイナル(2戦先勝方式)が4月13日~15日に行われた。刈谷市を拠点に活動するレギュラーシーズン2位のデンソーアイリスは、2017-18シーズン以来のファイナルに進出し、3度目のWリーグ準優勝を飾った。

©DENSO IRIS

 2023-24シーズンのデンソーアイリスは日本代表のメンバーでもあるキャプテンの赤穂ひまわり選手、チームの精神的支柱である髙田真希選手、今シーズンから加入した馬瓜エブリン選手らを中心に、果敢にリングを狙う積極的な攻撃と激しい守備を持ち味に、攻守のバランスが取れたバスケットボールを展開。レギュラーシーズンでは順調に白星を重ね、22勝4敗の好成績で2位になった。また、リーグ戦と並行して行われた第90回皇后杯全日本選手権では悲願の初優勝を果たしており、Wリーグとの2冠獲得に期待がかかっていた。

©DENSO IRIS

女王の座をかけた戦いは最終戦までもつれる熱戦に

 迎えたWリーグのプレーオフファイナルの対戦相手は、23勝3敗でレギュラーシーズン1位となった富士通レッドウェーブ。林咲希選手、宮澤夕貴選手らを中心に人もボールもよく動くテンポの早いバスケットを信条としている好チームだ。レギュラーシーズンでの対戦成績は1勝1敗。まさに雌雄を決する戦いとなった。

©DENSO IRIS

 13日の第1戦は57-64で富士通が勝利。デンソーは果敢に3ポイントシュートを放つなど大きく健闘したものの、7点差での悔しい敗戦となった。
 14日の第2戦。負けたら終わりのデンソーは第1クォーターで10点差をつけられる苦しい立ち上がりとなったが、赤穂選手や髙田選手が体を張ったプレーでチームを牽引。ムードメーカーでもある馬瓜選手がチーム最多の17点を挙げて、見事、逆転勝ちに成功した。ちなみにこの試合の観客数は7168人。 Wリーグ史上最多の観客が詰めかけ、会場となった武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)は大いに賑わった。

©DENSO IRIS

若手の成長でチーム力がアップ。悔しさバネに飛躍へ

 1勝1敗で迎えた15日の第3戦は、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開に。まさに頂上決戦と呼ぶに相応しい好ゲームとなったが、先に抜け出したのは富士通。9点差をつけて前半を折り返した。このままでは負けられないデンソーも馬瓜選手の3ポイントシュートや髙田選手のインサイドでの攻撃などで得点を重ねて一時は3点差まで追い上げたが、最後は79-89で敗れた。

©DENSO IRIS

 あと一歩のところで優勝には及ばなかったものの、髙田選手、馬瓜選手、赤穂選手らの主力に加え、加入3年目の司令塔・木村亜美選手がレギュラーとして一本立ちするなど、若手の成長によってチーム力の底上げが実感できるシーズンに。ファイナルで2冠を逃した悔しさをバネに2024-25シーズンから始まるWリーグプレミアでは更なる飛躍を果たしてくれるに違いない。

©DENSO IRIS

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