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あいちパラスポーツアンバサダー 小椋久美子さんにインタビュー

こんにちは!スポーツ大好きあいスポくんッス! 9月に「あいちパラスポーツアンバサダー」に就任した、バドミントン元日本代表の小椋久美子さんにお話を聞いたッス! 2026年に愛知・名古屋で開催されるアジアパラ競技大会の開幕が控えているけれど、パラスポーツの魅力ってなんだろう? いろいろ教えてもらったッス!

小椋さん、はじめまして!今日はあいちパラスポーツアンバサダーの小椋さんに、パラスポーツの魅力についていろいろ教えてほしいッス!


はじめまして!どうぞよろしく!


パラスポーツと言えば、パリパラリンピックでは多くの日本人選手が活躍したよね! 小椋さんはどの競技や選手が印象に残ったかな?


みんな素晴らしかったけれど、車いすテニスの小田凱人選手の金メダルには特に感動しました。


決勝での逆転劇は日本中に感動を与えてくれたよね!


崖っぷちに立たされたときでさえ、その状況を楽しんでいるのが伝わってきました。私自身も現役のときそうだったけれど、ピンチの局面では弱気になって、安全なプレーに走りがちになってしまいます。でも小田選手は最後まで決して諦めず、強気なプレーに終始しました。そうして観客を魅了し続ける姿には勇気をもらいましたね。


会場の熱気もすごかったッス!


小田選手は四大大会をはじめ大舞台を数多く経験していると思いますが、やはりパラリンピックの舞台には特別なものを感じたのでは。たくさんの声援を受けて競技を行うことができることはアスリートにとって大きなよろこびです。


アジアパラ競技大会も盛り上げていきたいッス! ところでパリパラリンピックのパラバドミントンでは、梶原大暉選手と里見紗李奈選手が金メダルに輝くなど日本選手がたくさん活躍したよね!小椋さんの目にはどう映ったのか教えて。


特に里見選手は東京パラリンピックで金メダルを獲得した後、苦しんだ時期があったことを知っていたので、なおさら最高の結果に繋がってよかったと思いました。


バドミントンの世界で長く活躍した小椋さんだけど、パラバドミントンという競技はまったく別のもの?


パラバドミントンは私も何度か体験していますが、その度に難しさや奥の深さを感じています。車いすを操作しながら、片手でラケットをコントロールするって本当に至難の業なんですよ。体験することで初めて知ることができました。だから、今後は体験型のパラスポーツイベントに、積極的に出向き、たくさんの人々にパラアスリートの“凄さ”を伝えたいと考えています。


小椋さんは今年の2月にドルフィンズアリーナで開催された「あいちパラスポPARK」にも参加しているよね!


はい! いろいろなパラスポーツを体験させてもらいました。タックルなど激しい身体接触のない「タグラグビー」という多くの人が参加できるパラスポーツに愛知県の大村秀章知事と一緒に参加しました。試合中に大村知事が勢いあまって転んでしまったんです。そのときは大慌てだったけれど、今となっては楽しい思い出です(笑)。


あいちパラスポーツアンバサダーとして、これからさまざまな活動に取り組まれると思うけれど夢や目標を教えて!


パラスポーツって「障害のある方だけが行うスポーツ」というイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。同じルールのもと、多くの人が一緒に楽しめるという側面もあるんです。みんなが関心を寄せて参加することで2026年に愛知・名古屋で開催されるアジアパラ競技大会もより盛り上げることができるはず。あいちパラスポーツアンバサダーとして、そのお手伝いができるようがんばります!


アジアパラ競技大会がもっともっと楽しみになってきたッス!


今回の感想

世界を舞台に長年戦い続け、栄光も挫折も知る小椋久美子さん。彼女だからこそ、努力を積み重ね輝くパラアスリートへのリスペクトが強いのだと感じたッス。今後はパラスポーツを体感できるイベントも多くなるはず!積極的に参加してアジアパラ競技大会をもっと楽しみたいッス!


PROFILE
おぐらくみこ。1983年7月生まれ。三重県出身。8歳の時、姉の影響を受け地元のスポーツ少年団でバドミントンを始める。潮田玲子さんとペアを組み、北京オリンピックではダブルスで5位入賞、全日本総合バドミントン選手権では5連覇を達成。引退後はスポーツキャスターなどとして活躍。2024年9月に「あいちパラスポーツアンバサダー」に就任し、パラスポーツの魅力を広く伝えている。


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