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2025/08/04 特集記事

暑い夏も屋内で涼しくスポーツ観戦!初めてのフットサルFリーグ入門

名古屋オーシャンズ 吉川智貴選手 ©F.LEAGUE

フットサル観戦で、ドキドキワクワクを味わおう!

サッカーより展開が速くて、ゴールがどんどん決まる。まるでバスケのような臨場感でアイスホッケー並みに展開が読めない!?実はフットサルって、観るとめちゃくちゃ面白い。

「え、そんなに?」と思った人にこそ知ってほしい、Fリーグの世界!

まずは、“観るスポーツとしての面白さ”を5つの視点で紹介しよう。きっとあなたの「初観戦」を後押ししてくれるはずだ。

初心者でも楽しめる!フットサル観戦のポイント

フットサルの楽しみ方①攻守の切り替えが速い
サッカーと比べてコートが狭いため、攻守の切り替えが速く、試合が目まぐるしくスピーディーに展開するのが特徴の一つ。一瞬たりとも目が離せず、プレーに釘付けになるだろう。

バルドラール浦安(赤のユニフォーム)対名古屋オーシャンズ(白のユニフォーム)の試合模様 ©F.LEAGUE

フットサルの楽しみ方②たくさんのゴールが見られる
コートが狭いということは、それだけゴールに迫る機会が多くなるということ。必然的に得点も生まれやすくなる。ゴールの瞬間をより多く見たいという人にはおすすめだ。

得点を決めた金澤空選手(名古屋オーシャンズ) ©F.LEAGUE

フットサルの楽しみ方③戦術や駆け引きを楽しむ
両チームは各ピリオド1回ずつタイムアウトをとることができ、戦術を確認する場面が見られるのもフットサルの特徴。どんな戦術やフォーメーションで相手から得点を奪うのかが監督の腕の見せどころだ。こうした戦術や駆け引きを楽しむのもフットサルの醍醐味だろう。

作戦を指示する木暮賢一郎監督(名古屋オーシャンズ) ©F.LEAGUE

フットサルの楽しみ方④華麗な足技にうっとり
ボールが足に吸い付いているのではないかと思われるような足技、流れるようなパスワーク、トリッキーなアイデアでゴールを狙うセットプレー……。国内外のトッププレーヤーの超絶テクニックが楽しめるのもFリーグならでは。磨き上げられた技の数々を楽しもう。

キレのあるドリブルを武器とする、八木聖人選手(名古屋オーシャンズ) ©F.LEAGUE

フットサルの楽しみ方⑤天気を気にせずに楽しめる
Fリーグの試合はすべて体育館・アリーナで行われるため、天候に左右されずに観戦できるのも特徴だ。空調が効いた快適な空間で、ゆったりと観戦しよう。

暑い夏も寒い冬も大丈夫! ©F.LEAGUE

何度も自由に交代ができるのがフットサルの特徴

楽しみ方のポイントを押さえたあとは、フットサルのルールをおさらいしておこう!

コートサイズは、サッカーコートの半分にも満たない縦40m、横20 m。ゴールも3m×2mとミニサイズで、小さいエリアの中でスピーディな攻防がくり広げられる。

試合会場 ©F.LEAGUE

フットサル最大の特徴は、選手交代に制限がないこと。試合は通常20分ハーフで行われ、サッカーと違って、選手は何度でも自由に出入りできる。

一度ピッチを離れた選手が再び試合に戻ることも可能で、全力で走り続けるハードなプレースタイルを支えている。このテンポの速さとフレキシブルな戦術こそ、フットサルの大きな魅力のひとつだ。

中でも特徴的なのが、「パワープレー」という戦術。リードされているチームが得点を狙うため、ゴレイロ(ゴールキーパー)を下げてフィールドプレーヤー(ゴールキーパー以外の4人の選手)をもう1人投入、5人全員で攻撃する大胆な作戦だ。

交代が自由なフットサルだからこそできるプレーで、試合展開を大きく動かすこともある。多彩な戦術と駆け引きが見どころの、頭も使うスポーツだ。

8クラブでスタートし、現在は21クラブに拡大

サッカーの本場のヨーロッパや南米では、国ごとに独自のルールで室内サッカーが行われていたが、1988年に国際サッカー連盟(FIFA)が統一の競技規則を制定。1994年には、サッカーを表す「Fut(フット)」と室内を表す「Sal(サル)」と組み合わせて「フットサル」と名付けられた。

日本でフットサルの普及が本格化したのは1990年代後半から。2007年には、日本最高峰の戦いをより多くの人に見てもらうことを目的に、全国の8チームによるFリーグがスタートした。現在はディビジョン1・12クラブ、ディビジョン2・9クラブが参加するまでに発展している。(全21クラブは下記一覧を参照)

メットライフ生命Fリーグ2025-26 ディビジョン1

・バルドラール浦安
・フウガドールすみだ
・しながわシティ
・立川アスレティックFC
・ペスカドーラ町田
・Y.S.C.C.横浜
・湘南ベルマーレ
・ボアルース長野
・名古屋オーシャンズ
・シュライカー大阪
・ボルクバレット北九州
・バサジィ大分

メットライフ生命Fリーグ2025-26 ディビジョン2

・エスポラーダ北海道
・ヴォスクオーレ仙台
・マルバ水戸FC
・リガーレヴィア葛飾
・ヴィンセドール白山
・アグレミーナ浜松
・デウソン神戸
・ポルセイド浜田
・ミラクルスマイル新居浜

リーグの絶対王者 名古屋オーシャンズ

これらのクラブの中で圧倒的な実績を残しているのが、地元愛知を拠点にしている名古屋オーシャンズだ。2006年に創部した日本初のプロクラブで、2007年の発足当時からFリーグに参加。2007-2008シーズンから2024-2025シーズンまでの全18シーズンのうち、16回もリーグ優勝を果たしている名門中の名門だ。

名古屋オーシャンズ集合写真 ©F.LEAGUE

国内外を代表するスター選手を常に揃え、オーシャンズが負けることがニュースになるほど、国内では無類の強さを見せている。

2024-2025シーズンは序盤から苦戦が続く苦しいシーズンに。後半に巻き返しを見せたが、惜しくも2位に終わっている。

5月にスタートした2025-26シーズンでは、日本代表として長く活躍し、代表監督を務めた経験のあるフットサル界のレジェンド、木暮賢一郎氏が監督に就任。

木暮賢一郎監督(写真右) ©F.LEAGUE

ベテランの吉川智貴選手をはじめ、篠田龍馬選手、水谷颯真選手、清水和也選手、田淵広史選手、八木聖人選手ら日本代表経験者をずらっと並べる豪華な布陣で王座奪還を虎視眈々と狙っている。新体制のオーシャンズがどんなフットサルを見せるのか、要注目だ。

鉄壁ゴレイロ 田淵広史選手 ©F.LEAGUE

2025-26シーズンのメットライフ生命F1リーグの開催期間は、今年5月から来年3月までの長丁場。まず12クラブが2回戦総当たりで対戦するレギュラーシーズンを行った後、上位6クラブと下位6クラブに分かれ、それぞれが1回戦総当たりのファイナルシーズンを戦い、順位が決定する。

今シーズンは、9節終了時点(7月27日時点)で上位5クラブが勝ち点6差の中にひしめくなど、混戦模様だ。Fリーグが始まって、間も無く20年。選手個々の競技レベルが向上したことで、クラブ間の力量差が縮まった証拠だろう。最後まで勝敗の行方が分からないスリリングな展開の試合が増えることは、観客にとっても歓迎すべき話だ。

どのクラブが優勝をつかむのか、最後まで予想がつかない今シーズン。アリーナでしか感じられない臨場感と熱気を、あなたも体験してみては?気軽に観戦できるフットサル、この機会に“初観戦”してみよう!

清水和也選手(名古屋オーシャンズ)  ©F.LEAGUE

【女子ソフトボールのJDリーグ入門はこちら】

<愛知で開催するリーグ>

8月10日(日)パロマ瑞穂アリーナ
・名古屋オーシャンズ × ペスカドーラ町田

8月31日(日)メディアス体育館ちた
・名古屋オーシャンズ × Y.S.C.C.横浜

10月5日(日) 春日井市総合体育館
・名古屋オーシャンズ × バルドラール浦安

11月16日(日) パロマ瑞穂アリーナ
・名古屋オーシャンズ ×  ボルクバレット北九州

12月7日(日) パロマ瑞穂アリーナ
・名古屋オーシャンズ ×  立川アスレティックFC

12月28日(日) パロマ瑞穂アリーナ
・名古屋オーシャンズ ×  しながわシティ

Fリーグ公式サイトはこちら
名古屋オーシャンズのチーム情報はこちら


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