カウントダウン アジア競技大会/CBC西村アナウンサーが語る「ここが見どころ・聞きどころ」

いよいよ半年後に開幕する第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)および第5回アジアパラ競技大会(2026/愛知・名古屋)にまつわるトピックスを紹介。 今回のテーマは「大会の見どころ・聞きどころ」。 野球やゴルフ、陸上など、様々なスポーツ中継の実況を経験してきた CBCの西村俊仁アナウンサーに語ってもらった。
一生に一度のビッグイベントを盛り上げるのがメディアの使命
地上波のテレビでは、系列であるTBSによる生中継が発表されています。私たちCBCアナウンサーはもちろん、制作や技術面でもCBCのスタッフが尽力することは間違いありませんし、何より地元・愛知で開催される大きなイベントなので、スポーツアナウンサーとして何らかの形で携わり、大会を盛り上げていければと思っています。現在は、実施される競技のことや出場が予想される選手の情報を集めるといった準備を進めているところです。
昨年9月に東京で開催された世界陸上は、日本人選手の活躍もあってすごく盛り上がりましたよね。仕事柄、出場した選手や関係者に話を聞く機会があったのですが、口々に「普段の大会では観客がここまで盛り上げてくれることはあまりない。世界陸上では観客の声援が本当に力になり、背中を押してくれた」ということを話していました。
アジア競技大会では42競技のうち38競技が愛知県内の45会場で行われます。世界陸上の選手たちが感じた応援の後押しを、アジア競技大会の会場で戦いに挑む日本人選手の皆さんに届けられたら、選手たちにとって、そして私たち愛知県民にとっても思い出深い大会となることでしょう。一生に一度出会えるかどうかの大きなイベントです。その機運を高め盛り上げていくことこそ、地元のメディアとしての責務だと思っています。
一線級の選手から期待の若手まで
地元出身選手の活躍に要注目!
競技数がたくさんあるので見どころは数えきれないほどありますが、やはり地元ゆかりの選手の活躍に期待したいですね。パリ五輪でスーパーゴールを決めた女子サッカーの谷川萌々子選手(名古屋市出身)は以前CBCの取材に対して、「地元の大会だから出たい」と言っていましたし、2大会連続で五輪金メダリストになったフェンシングの加納虹輝選手(あま市出身)もおそらく出場してくれることでしょう。
バレーボールの石川祐希選手と石川真佑選手が揃って地元の岡崎でプレーしてくれたら……。と、想像するだけでワクワクしませんか? 世界へと羽ばたいていった一線級の選手が日本代表のユニフォームを着ている姿を地元で見ることができる滅多にないチャンス。見逃す手はありません。また、まだあまり知られていない若手選手など、新たな“推しの選手”を見つけることも、アジア競技大会ならではの楽しみ方だと思います。
CBCでは毎週月曜〜金曜の夕方放送の『チャント!』をはじめ、テレビやラジオの各番組やYouTube配信など様々な形でアジア競技大会に関する情報を発信していく予定です。この秋は一緒に盛り上がりましょう!

佐藤楠大(さとうなお)アナウンサー(写真右)
西村アナおすすめ
この競技、観に行っちゃお!
実況のキャリアは20年を超えるなど、スポーツへの造詣が深い西村アナウンサーに 「仕事を抜きにしてもぜひ生で観戦してみたい」と思う注目の競技を4つ挙げてもらった。
ゴルフ(アジア競技大会)
〜金メダルパットの瞬間を実況中継してみたい〜
今個人的に一番ハマっていて、ぜひ実況してみたいと思っています。「中日クラウンズ」の実況を担当したことがありますが、4年に1回しかないアジア競技大会はプロのトーナメントとはまた違った緊張感があるのではないでしょうか。「これを沈めれば金メダル」というウイニングパットの瞬間に何が起こるのか、その目で確かめつつ実況できたら、それこそがスポーツアナウンサー冥利に尽きる瞬間です。余談ですが、大会が終わったら会場の春日井カントリークラブでプレーしたいとも思っています(笑)。
近代五種(アジア競技大会)
〜『SASUKE』から誕生したオブスタクルに注目〜
1人の選手がフェンシング、オブスタクル、水泳、レーザーラン(射撃+ランニング)の5種目をこなす近代五種。2025年から正式にルールが改正され、馬術に代わってオブスタクルが加わりました。オブスタクルとは、TBSの人気番組「SASUKE」から生まれた障害物レースのことです。系列局の社員としては、要注目の競技です。2024年の全日本選手権王者の鈴木結理選手は愛工大名電高校の出身。地元ゆかりの選手なので、出場してほしいと願っています。できれば取材にも行きたいですね。
ボッチャ(アジアパラ競技大会)
〜緻密な頭脳戦が大きな魅力戦略性の高い「地上のチェス」〜
パラ競技のボッチャも楽しみ。両チームが6投ずつボールを投げ入れ、最終的にジャックボール(目標球)に近いボールを投げたチームに得点が入るというシンプルな競技です。一投ごとに状況が変わる中で、得点を取るための駆け引きや頭脳戦が繰り広げられます。その戦略性の高さから「地上のチェス」や「地上のカーリング」などとも呼ばれるスポーツです。それぞれの作戦を推理しながら見ると、より面白いのでは。毎年スカイホール豊田で開催される日本選手権を見に行くほどハマっています。
カバディ(アジア競技大会)
〜アジア競技大会ならではインド発祥の鬼ごっこ〜
セパタクローや武術太極拳など、五輪では実施されない競技を見るのも楽しみです。中でも絶対に生で観戦しようと思っているのはカバディ。鬼ごっことドッジボールを融合したようなインド発祥のスポーツです。攻撃側の選手が相手陣に入った時は「カバディ、カバディ……」と言い続けなければならないという、変わったルールがあるんですが、会場に響き渡るぐらい大きな声で言っているのか、小さい声でぶつぶつと呟くものなのか、とても気になりませんか? 会場で生観戦をして、そんな疑問を解消するつもりです。

PROFILE
CBCアナウンサー
西村俊仁
1979年7月生まれ。兵庫県出身。学生時代は陸上部に所属していたスポーツマン。2004年、CBCに入社後は、スポーツアナウンサーとしてプロ野球、競馬、ゴルフ、駅伝など様々な競技の実況を担当している。趣味はドライブ。各地の道の駅に詳しい。
最終更新日:






