愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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SPORTS JOURNALIST’S COLUMN

愛知県のチームや選手を追いかけている各スポーツのスペシャリストが、独自の視点でその近況を語る。

RUGBY キアラン・リード

トップリーグ初制覇に向けて緑の稲妻が一団となり突き進む!

 日本中を熱気に包んだラグビーワールドカップから新たな年を迎えたが、楕円球の勢いは止まらない。国内リーグであるジャパンラグビートップリーグ(TL)は、チケットが完売するカードもある異例の人気の中で、1月12日(日)に開幕を迎えた。昨季はTLカップ2018-2019を制したトヨタ自動車ヴェルブリッツ。リーグ戦初優勝を狙う今季は、ワールドカップベスト8進出を支えた日本代表勢に加えて、ワールドクラスの海外トップ選手を獲得して臨んでいる。
 不動のリーダーであり、注目度ナンバーワンなのが名古屋市出身の姫野和樹だ。ワールドカップでは、力強い突進と相手ボールを奪い獲るジャッカルで日本代表の快進撃を牽引。1年目から主将を託され、3年目を迎えた頼れるリーダーは、「すべてのプレーで、今までよりもうひとつ上のレベルにいきたい。ベストフィフティーンとMVPは獲りたいですね」と、ワールドカップの大舞台で証明した世界に通じるポテンシャルをTLでも爆発させる。また、同じくワールドカップ日本代表でプロップの木津悠輔、スクラムハーフの茂野海人も開幕戦からメンバー入り。共にワールドカップでのプレーは果たせなかった悔しさをTLでの活躍で晴らそうと意気込んでいる。
 チームにとって心強いのが、新加入の海外組だ。ニュージーランド代表・オールブラックスで主将を務め、127キャップを誇るキアラン・リード。南アフリカ代表として昨年のワールドカップ制覇に貢献し、変幻自在のアタックを武器とするフルバックのウィリー・ルルーがその筆頭だ。彼らの技術と経験がヴェルブリッツのメンバーに与える影響は計り知れない。特にリードのポジションは姫野選手と同じナンバーエイト。互いに切磋琢磨し、刺激を与え合うことでチームの飛躍を目指す。世界最高峰の技とパワーで、ヴェルブリッツは日本一へと加速していく。


PROFILE
キアラン・リード。1985年生まれ。
ニュージーランド・パパクラ地区出身。学生時代から将来を嘱望され、2008年にオールブラックスに初選出。2011・2015年のワールドカップ2連覇に大きく貢献した。2013年はIRB(現ワールドラグビー)の年間最優秀選手賞を受賞。ポジションはナンバーエイト。

文=吉田宏
東京都生まれ。サンケイスポーツで1995年からラグビー担当。20年以上にわたり、365日欠かさずラグビー情報を発信。2019年4月からフリーのラグビー・ライターに転身。ワールドカップは99、03、07、11、15年は新聞記者、昨年の日本大会はフリーランスとして6大会連続で取材。

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2020 / SPRING vol.24

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