愛知県振興部スポーツ振興課
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スタッフだけが知っているチームの裏側をお見せします Vol.1
日本女子ソフトボールリーグ
トヨタ自動車レッドテリアーズ

 2021年シーズンの前半戦を終えて、リーグ2位と好成績を残しているトヨタ自動車レッドテリアーズ。その背景にある強さの秘密とは!?

私、マネージャーの田中がチームのことを教えます!

PROFILE
田中麻美
たなか まみ。1994年生まれ。岐阜県出身。小学1年から野球を始める。2013年にレッドテリアーズに外野手として入団し、引退後はマネージャーを務める。選手の身の回りのサ ポートからSNS配信など、何でもこなす縁の下の力持ちだ。
Instagram @toyota_redterriers

偉業の裏にあったベテランピッチャーの激励

 今年5月に行われた日本女子ソフトボールリーグ第5節では、三輪さくら選手が完全試合、後藤希友選手がノーヒットノーランと、2日連続で偉業を達成し、チームも2位と良い位置で前半戦を終えることができました。第4節から第5節まで2週間近く空き、その間に自分の技術の見直しや相手チームのデータ分析を行う時間があったことが功を奏したと思います。チームの要として活躍してきたモニカ・アボット選手が第4節を終えて帰国することになった時に、若い選手に「あきらめない姿勢を見せてほしい。若いチームだからこそどんどんチャレンジしてほしい」と言葉を残してくれたことも大きかったと思います。
 

“ノー・ノー”を達成した新エース・左腕の後藤選手。

チームの絆を深める積極的なコミュニケーション

 今シーズンは選手の入れ替わりが多かったので、チーム全体でコミュニケーションをとる ことを大切にしています。例えばキャッチャーの切石結女選手は、毎イニング積極的にピッチャーと話をしますし、若い選手達も先輩と意見を交わす姿がよく見られます。昨年の夏はコロナ禍のため少人数に分かれてミーティングを行っていましたが、今は週3回、長い時は2時間かけて行っています。
 こうしたことも含め、以前より選手同士の交流や絆は深まったと思います。私自身も現場で選手の技術的なサポートをはじめ、メンタルやフィジカルの面でもサポートを行うので、選手とのコミュニケーションは大切にしています。チームの雰囲気はとても明るく、みんな個性豊かで女子力が高い人ばかり。プライベートでは先輩後輩関係なく、仲がいいです。その様子をチームの公式SNSで発信するのも私の大切な仕事です。ほかにも、子ども達を集めて行ったちびっこベースランなどの地域交流イベントや、新たな試みとして始めたチームのインスタライブなど、地元の方々や応援してくださる皆様との繋がりも大切にしていきたいと思っています。
 そして、いよいよ東京2020が開催されますが、レッドテリアーズからも経験豊富な峰幸代選手、クールに守備をこなす渥美万奈選手、頼れる右の強打者山崎早紀選手、代表最年少で貴重な左腕の後藤希友選手が選ばれています。ぜひ金メダルを持ち帰ってほしいです!チームとしてもリーグ優勝を目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします!



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