愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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季刊ハラスポ vol.1
今こそ伝えたい、スポーツのチカラ

 今年4月より放送を開始した原晋監督出演の『月刊ハラスポ』が、『aispo!』に出張掲載するコラボ企画第1弾。
 中京大学時代は陸上部で長距離選手として活躍。2004年に青山学院大学の長距離ブロックの監督に就任し、史上初の箱根駅伝優勝に導いた名将・原監督が、コロナ禍の今だからこそ伝えたい「スポーツのチカラ」について語った。

コロナ禍の今こそ スポーツのチカラが必要

 私は中京大学の陸上部で、一生懸命競技に打ち込んでこなかった反省があります。当時の陸上部の目標は地元・愛知からスタートする全日本大学駅伝で初優勝を飾ることでしたが、残念ながらその目標を果たすことはできなかった。その後、青山学院大学の駅伝部の監督として全日本大学駅伝で部を初優勝へと導くことができました。その時、かつて中京大学陸上部監督であった中尾先生から、「私の夢を叶えてくれてありがとう。私の教え子が指導者として、当時の私の夢を体感してくれたことに対して非常に嬉しく思う」と声をかけていただきました。この言葉は、心にグサッと刺さりましたね。大学時代、十分に頑張れなかった自分が、巡り巡って中尾先生に恩返しできたことを嬉しく思います。

 スポーツは人々が心豊かに生きることに貢献していると思っています。例えば、仕事はただお金もうけのためだけにするのではなく、人生を豊かにするものです。同様に文化や芸術、そしてスポーツも、社会生活を営むうえで心の充実を図るために必要なツールのひとつとして存在しています。もちろん、スポーツを通して社会を大きく変えられるかといえば、そう簡単なものではありません。しかし、多くの人達にとって、社会生活をより豊かにしたり、コロナ禍を乗り越えるための大きな助力になっているのではないでしょうか。それこそが、スポーツのチカラだと思います。

 私は監督という立場から駅伝ランナー達を支える側にいます。実際にスポーツをする立場の選手達は日々の練習を通じて、計画を立てて実行する力や個々の能力、チームとして勝利に向けた分析力、その一員としてのコミュニケーション能力などを高めています。これらを行うことで、自らを律し、様々なプレッシャーに負けない強いメンタリティも養われますし、彼ら自身の将来をより豊かにすることにも繋がるでしょう。これも「スポーツのチカラ」かもしれせんね。そして、学生達の満面の笑みを生むために指導にあたっている私自身、彼らの若さから大いなるエネルギーをもらっています。これもまた、スポーツのチカラと言えますよね!

東京2020ではマラソン・服部選手に期待!

 いよいよオリンピックが開幕となります。私は陸上競技が本業なので、やはりマラソンに注目しています。特に学生選手がその舞台で活躍することで、同じ年代の選手達に刺激を与えてほしいと思います。また、学生時代に箱根駅伝で活躍したトヨタ自動車所属の服部勇馬選手にも期待しています。マラソンは日本人でも海外の恵まれたフィジカルを持つ選手を相手に戦える競技。そのため、私は監督として、3年・4年生の選手をどんどんマラソンにチャレンジさせています。皆さんと共に、オリンピックに挑む選手達に声援を届けたいですね。

『スポーツ大国・愛知』への親近感

 愛知県は、プロ野球、Jリーグ、Bリーグ、Vリーグ、ハンドボールリーグなど、一通りのメジャースポーツチームが揃った『スポーツ大国』。私の故郷・広島も同様にスポーツが盛んで、両県に共通して言えることは、経済が豊かであること。豊かであるからこそ、スポーツや文化が発展するんですね。また、大学生時代の4年間を豊田市で過ごした私にとって、愛知は第二の故郷。楽しい青春時代を過ごした場所です。猿投グリーンロードや矢作川の河川敷で、長距離のトレーニングをしたこともいい思い出ですね。

PROFILE
はらすすむ。1967年生まれ。広島県出身。青山学院大学 地球社会共生学部教授、陸上競技部 長距離ブロック(駅伝部)監督。中京大学3年生時には日本学生陸上選手権5000メートルで3位入賞。卒業後は中国電力の陸上競技部第 1期生となり、引退後は「伝説の営業マン」として活躍。2004年、低迷していた青山学院大学の長距離ブロック監督に就任。2009年に同部を33年ぶりの箱根駅伝出場へと導き、2020年には大会新記録で5度目の総合優勝を果たす。

月刊ハラスポ (中京テレビ)
毎月第4土曜日24:55より放送
※変更の場合あり

キャッチフレーズは「スポーツは人生だ」。様々なテーマに対し、ドキュメントや対談を通じて原監督が多角的に掘り下げていく。ナレーションは愛知県出身の人気声優・石田彰さんが務める。
www.ctv.co.jp/haraspo

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2021 / AUTUMN vol.30

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