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aispo! Influencers column

愛知ゆかりの著名人が、推しのチームについて熱く語る!

BOYS AND MEN 水野勝のグランパスにZOKKON

未来のアイドルを魅了したスーパーアイドル

 サッカーを始めた幼少期は、Jリーグが始まって間もない時期でした。サッカー大好き少年だった僕は自然と地元のクラブである名古屋グランパスを応援するようになっていました。高校の頃サッカーをしていた父の影響で、元フランス代表のミシェル・プラティニや元イタリア代表のフランコ・バレージといった海外のスター選手が好きだったのですが、特にワールドカップに何度も出場し、94年からは名古屋グランパスで活躍したピクシー(ドラガン・ストイコビッチ)がとにかく僕の中のスーパーアイドルでした。ピクシーが試合でピタッと止まるトラップや、意表をつくヒールパスなどの華麗な技を決めた翌日は、その技を真似して繰り返し練習したことを覚えています。彼が履いていたものと同じモデルのスパイクを買って、ピクシーになった気持ちでプレーしたこともありました。本当にピクシーが大好きでしたね。
 ほかに憧れていた選手は、ピクシーと並ぶグランパスのレジェンド、楢崎正剛さんです。BOYS AND MENとして活動するようになってからお会いしたことがありますが、とても温厚で優しい方でした。現役時代のあの闘争心には目を見張りましたし、あまたのキッカーに「蹴るコースが見当たらない」と思わせるゴールキーパーとしての力量のすごさを知っているので、やっぱり見た目通りではないオーラを感じましたね!それでも気さくに話しかけていただき、とても感激しました。

11年ぶりのリーグ優勝を見せて欲しい

 今シーズンのグランパスは、天才と呼ばれる柿谷曜一朗選手やドリブラーの齋藤学選手らの加入で、選手層がかなり厚くなりました。見ていてありきたりな攻撃じゃなくて、補強したことによって色々なバリエーションで戦えるチームになりつつあるのかなと期待しています。それと、公私共に仲良くさせていただいている宮原和也選手にも頑張ってほしい。昨シーズンはケガの影響があり、なかなか試合に出られない苦しいシーズンとなりましたが、今シーズンは開幕からベンチ入りし、スタメンの機会も増えています。右サイドバックは激しいレギュラー争いが続いていますが、今年生まれたお子さんのためにも、宮原選手には活躍してほしいですね。
 グランパスは前半戦終了時点で6位(9月10日時点)と好位置。まだまだ優勝は可能だと信じています。それに、グランパスはJリーグの創成期からある「オリジナル10」のひとつ。常に優勝を争う強いクラブであるべきだと思っています。2010年にリーグ優勝をしてから10年以上が経っているので、そろそろタイトルを獲得するシーンを見せてもらえたら最高です!

試合観戦はやっぱりスタジアムが一番!

 最近は仕事が忙しいため、子どもの頃のように頻繁にという訳にはいきませんが、時間があればスタジアムで観戦しています。基本的にメインスタンドのハーフライン近くに座って見ることが多いですが、サポーターとの一体感を味わいたい時はゴール裏で見ることもあります。
 ゴール裏で観戦する楽しみは、サポーターの熱を感じること。グランパスのサポーターは野太くて大きな声が特徴。その迫力は聞いていて鳥肌が立つほどです。相手チームには相当なプレッシャーがかかるのではないでしょうか。特に2017年シーズンにクラブ初のJ2を経験した後からグランパスサポーターの団結力の凄さが増したように思います。今はコロナ禍の影響で声を出して応援ができないのが本当に残念。早く収束して、声援を送れる日が1日も早く戻ってくることを期待しています。
 メインスタンドで観戦する時に楽しみにしているのは、ディフェンスのラインコントロール。4人のディフェンダーが一直線になって上がったり下がったりする動きは、マスゲームを見ているようでワクワクした気持ちになります。ちょっとマニアックな楽しみ方ですが、スタジアムに行った人には気にしてみてほしいと思います。
 こうやって思いを綴ってみると、サッカーは本当に素晴らしいスポーツだと改めて感じました。この面白さがひとりでも多くの人に伝わればいいなと思います。
 サッカーって最高!

PROFILE
水野勝
みずの まさる。1990年生まれ。愛知県名古屋市出身。幼少の頃からサッカーに明け暮れ、中学高校時代はクラブと部活動を掛け持ちしてサッカーを続けたほどサッカーが大好きな“サッカー小僧”。2010年結成された9人組のグループ・BOYS AND MENに加入。歌にテレビに映画にと、リーダーとしてグループを引っ張っている。
@BOYMEN_MASA
@boymen_masaru



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2024 / vol.43

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