愛知県振興部スポーツ振興課
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勝利に向け、日々邁進中!
愛知のチームの練習風景を徹底レポート!
第4回 デンソーブライトペガサス〔ソフトボール〕

 今春、前身の日本ソフトボールリーグから新たに発足した女子ソフトボールの新リーグ「JD.LEAGUE(ジャパンダイヤモンドソフトボールリーグ)」。愛知県からは4チームが参戦し、東西地区に分かれて熾烈な争いを繰り広げている。デンソーブライトペガサスは前半戦終了時点(第11節まで)で東地区2位と、同地区1位で女子ソフトボール界のレジェンド・上野由岐子選手が所属するビックカメラ高崎を2ゲーム差で猛追している。チームは9月3日(土)から再開する後半戦に向け、練習やトレーニングで努力を積み重ねている。


長打力を活かし好成績で終えた前半戦
チーム合宿で更なるパワーアップを

 開幕月の4月には5連敗を喫したデンソーブライトペガサスだが、その後の14試合では13勝を挙げて前半戦を東地区2位という好成績で終えた。チームが好調なのは、連敗をきっかけに「JD.LEAGUE初代王者」獲得という今シーズンの目標に向けて気持ちを新たにし、選手・スタッフを含めたチーム全員が一丸となった結果だ。
特に迫力ある打撃でチームを牽引するのは、打率及び安打数で東地区3位(前半戦終了時点)の内野手・川畑瞳選手と、安打数で東地区5位(同)の外野手・川村莉沙選手だ。2人は8月6日(土)~8月8日(月)に開催された「日米対抗ソフトボール2022」の日本代表メンバーにも選出され、その代表経験をチームに還元している。さらにオリンピックに過去3大会出場し、北京オリンピックでは日本代表の主将を務めた経験を持つベテラン外野手の山田恵里選手や、第9節タカギ北九州戦での満塁ホームランが記憶に新しい捕手の小島あみ選手などもチームを支えている。カーリー・フーバー選手を筆頭とする投手陣の頑張りに加え、こうした打撃力のある選手たちの活躍がチームに勝利をもたらしている。


 そんなデンソーブライトペガサスは前半戦を終えた7月14日(木)から7月25日(月)まで長野県上田市で合宿を実施。選手一人ひとりがそれぞれの伸ばすべきポイントや足りない部分をチームで話し合いながら強化を行った。特にチームの強みである「打撃」に関しては、ヒットから長打で得点につなげるための様々な強化メニューに取り組んだ。


 合宿ではその地域の方々との交流もチームにとっての楽しみの一つだ。新型コロナウイルス感染症の影響で制限はあったものの、差し入れてもらった地元産の野菜や果物を食べて、過酷な練習の合間にひと時のやすらぎを得た。


地道な練習の成果を発揮し目指すは「JD.LEAGUE初代王者」

 ソフトボールでは打撃や守備に関する技術力に加え、チームとしての「連携力」も勝利のための重要な要素となる。例えば、攻撃においてはランナーとの連携が得点に繋がる鍵となり、守備においても外野と内野の連携が失点を防ぐポイントとなる。デンソーブライトペガサスでは常に連携を意識して選手同士、またスタッフとも話し合いながら練習を行っている。日頃からチーム内でのコミュニケーションを絶やさない、そんなチームだからこそ、どんなときでも元気で明るく、まとまりのあるチームを形成している。
 好調なチームを支えるもう1つの要素が、リーグのオフシーズンとなる冬の期間に徹底的に行った「体づくり」だ。トレーナーの用意したメニューを地道にこなしてしっかりと動ける体を作ったことが、長打で打球を飛ばす力にもなっている。また、JD.LEAGUEは前身の日本ソフトボールリーグから試合数が7試合増えて29試合となったことから、怪我をしないことも大切になり、そうした面でも成果が発揮されている。


 後半戦の開幕に向け、打撃力の向上やチームの連携に磨きをかけるデンソーブライトペガサス。「JD.LEAGUE初代王者」の称号を目指し、また多くの人にソフトボールを楽しんでもらえるような試合にするべく、これからも鍛錬を重ねていく。


JDリーグ後半戦の予定
9/3(土) VS日立サンディーバ
9/4(日) VS太陽誘電ソルフィーユ

会場:デンソーブライトペガサススタジアム(安城市)

チケット販売はこちら
https://fan.pia.jp/jdleague/

PROFILE
デンソーブライトペガサス…1960年創部。2015年からチームの活動拠点を㈱デンソー本社のある刈谷市から安城市へ移転。チーム名の「ブライトペガサス」は「常に諦めず輝かしい成績をあげる」という意味を込めて名付けられた。16チームが東西に分かれて争うJD.LEAGUEでは前半戦終了時点(第11節まで)で東地区2位。
https://aichi-sports.jp/team02-3.html



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