元Jリーガーから歌手へと華麗なる転身を遂げた・青山隼が語る「サッカーが教えてくれたこと」

温かいチームメイトやサポーターの存在に感謝
こんにちは。SHOW-WAの青山隼です。僕たちは秋元康プロデュースの6人組昭和歌謡&ポップスグループです。元大手企業の会社員だったり、料理研究家だったり、様々な経歴を持ったメンバーが集まっています。
僕は元Jリーガー。ユース時代とトップチームに昇格してからの合計5年半は名古屋グランパスに在籍していました。

実は昨年、2024年9月22日の川崎フロンターレ戦で久しぶりに豊田スタジアムへ行ったんです。グランパス時代に一緒にプレーした西くん(チームスタッフの西村弘司さん)から「ガールズフェスタっていうイベントをやるからそこで歌ってくれへん?」って出演依頼の電話があり、SHOW-WAのステージをやることになったんです。
当日は多くの人が見てくれて盛り上がりました。中には、僕のグランパス時代の背番号32番のユニフォームを持ってきてくれている人もいましたよ。僕のことを覚えているよ、と声をかけてくれた方もいて、じーんとしました。

僕がグランパスを退団したのは2008年。もう17年も前にいた選手のことを、いまだに忘れずにいてくれる元チームメイトやサポーターには本当に感謝しかありません。あらためて「グランパスというクラブでサッカーをやっていて良かったな」と思いました。
俳優・大杉漣さんとの出会いが転機に
僕がサッカー選手を辞めて芸能界に入ろうと思ったきっかけになったのは、俳優の故・大杉漣さんの影響が大きいです。
グランパスを退団した後、数年間、徳島ヴォルティスというチームでプレーしていたのですが、大杉さんはヴォルティスの熱狂的なサポーターで、よく試合も見に来てくれていたんです。
それで大杉さんの出演した映画やドラマを見てみたら、演技に引き込まれて「自分も大杉さんのような俳優になりたい」と思うようになりました。
2015年に現役引退したあと、サッカーのコーチのアルバイトをしながら、俳優を目指していました。3カ月くらい全く芸能関係の仕事がなくて「俺は何をやってんだろう……」と落ち込んだ時もありました。
そんな時、サッカー選手時代、例えば足をケガして練習できない時でも、「だったら上半身を鍛えよう」と努力をしていたことを思い出しました。「芸能の仕事は自分の決めた道だから、ブレずにやれることをやっていこう」と思い直して努力を続けました。
ありがたいことに今はいろいろなお仕事をいただけるようになりました!サッカー関連のお仕事も増えています。昨年11月のYBCルヴァンカップの決勝直前に放映された「ルヴァンカップの魔法」というドラマにも出演させてもらいました。

ルヴァンカップを題材に、今大会の決勝に進んだグランパスとアルビレックス新潟の選手やサポーターなどを紹介するドラマでしたが、僕もグランパスの練習場であるトヨタスポーツセンターへ行って撮影しました。懐かしかったですね。長谷川健太監督ともお話をさせていただいて、僕自身思い出深い仕事になりました。

そんなこともあってルヴァンカップの決勝はグランパスを応援しながら見ていましたが、すごい試合でしたね!点を取っては同点に追いつかれ、120分では決着がつかず最後はPK戦にもつれ込む手に汗握る展開でしたが、グランパスが優勝を決めた時はめちゃくちゃ嬉しかったです!
やっぱりグランパスは今でも思い入れの強いクラブですし、タイトルを取るシーンはこれからも何度も見せてもらって、元気をもらいたいと思っています。
ルヴァンカップ優勝‼︎記事はこちら
ピッチでの学びを胸に、新たなステージへ
サッカーを通じて学んだことは、「自分と向き合うことの大切さ」です。グランパス時代はなかなか試合に出られなかったのですが、出場機会を得られない事を他人のせいにしている節がありました。
今にして思えば、試合でベンチメンバーに入れなかった時、メンバー外になった理由を自分なりに考え、足りないところを補えるようにトレーニングをするとか、できることは絶対にあったはずなのですが、当時の僕はふてくされてしまって、次の試合にメンバー入りするための努力を怠っていたんです。
今はSHOW-WAとして、多くのお客様の前で歌とダンスを披露していますが、サッカーに多くの時間を割いてきた自分にとっては、歌もダンスも大きな課題で、もっと磨いていかなくてはいけないと思っています。
もっと上手くなると信じて、毎日、時間を見つけては練習をしています。「出し惜しみをしていてはだめ。今日できる努力は今日しないと先にはつながらない」という思いで、毎日を一生懸命過ごしています。

そう思えるようになったのは、サッカー選手の時に努力が足りなかったという思いがあるから。サッカーで学んだことを、今後の人生に活かしていきたいと思っています。
勿論グランパスの活躍にも引き続き注目していきたいと思っています!豊田スタジアムで見かけたら是非声をかけてください!

PROFILE
あおやま じゅん。1988年宮城県仙台市生まれ。仙台にあるFCみやぎバルセロナジュニアユースを経て、2004年に名古屋グランパスU-18へ入団。2006年にトップチームへ昇格したが、3年間で2試合のみの出場に終わった。その後、セレッソ大阪、徳島ヴォルティスなどでプレーし、2015年に現役を引退した。引退後は俳優に転身。2024年には6人組昭和歌謡&ポップスグループSHOW-WAのメンバーとしてメジャーデビューを果たしている。
<SHOW-WAからのお知らせ>
SHOW-WA & MATSURI 1st Single「僕らの口笛」
2025年6月18日 Release!!
秋元康プロデュース 昭和歌謡グループ“SHOW-WA”&“MATSURI”
昭和歌謡を令和の時代に甦らせてきた2組が、ついに合同名義でシングルをリリース。
爽やかに、麗らかに、平均年齢35歳”オトナの男性”のハーモニーが魅せるフォークソング。

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2025 / vol.47
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