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スポーツアナウンサーにあいスポくんが突撃取材!
藤井康生さん

 こんにちは!スポーツ大好きあいスポくんッス! 今回は、長く大相撲中継に携わってきた元NHKアナウンサーの藤井康生さんに、大相撲の魅力について熱く語ってもらたッス!

あいスポくん、はじめまして!藤井康生です。


藤井さん、はじめましてだけど、僕は大相撲中継をよく見ているので、はじめましてという感じがしないッス。大相撲の実況は何年くらいやっていたの?


大相撲中継に初めて携わったのは 、昭和59年の名古屋場所です。と言っても、実況を担当する先輩アナウンサーの補佐役だったので、声は流れていません。初めて実況を担当したのは翌年の3月場所です。


アナウンサーになるのが夢だったの?


願書には第一希望ディレクター、第二希望アナウンサーと書いてNHKに出しました。たまたま「音声テストを受けますか」と聞かれたので、言われるがまま受けたらアナウンサーで採用されることになりました(笑)。


大相撲のほかにも、様々なスポーツ中継に携わっているけど、スポーツアナウンサーになろうと思ったのはどうして?


中学生は軟式テニス、高校ではサッカー部に入っていました。大学では軟式野球の同好会に入るなど、スポーツはやるのも見るのも大好きでして……。どうせアナウンサーになるなら、「スポーツを担当したい」と入局当時から希望を出していました。


一番担当したかったのはどのスポーツ?


相撲です。相撲好きな祖父の影響で、物心ついた時から相撲が大好きだったので。家には、祖父が相撲中継を見たいがために買ってきたテレビがありました。本場所が行われる時は、学校から急いで帰ってきて、大相撲中継を食い入るように見ていたことを覚えています。


藤井さんの印象に残っている力士を教えてほしいッス。


鷲羽山(わしゅうやま)関です。最高位は東の関脇。昭和40〜50年代に活躍しました。私と同じ岡山県の出身です。私の実家から車で10分ほどの土地の出身だったので、余計に身近に感じていました。


まさに地元の英雄ッスね!


本場所で鷲羽山関が登場するのは、16時半頃が多かったです。高校生だった私は、サッカー部の練習をこっそり抜け出して、学校の近くあった下宿先へ行き、鷲羽山関の取組をラジオで聞いた後、何食わぬ顔で練習に戻っていたことを今でもはっきりと覚えています。


藤井さんにそこまでさせた鷲羽山関の魅力を教えてほしいッス


小さい体で、真っ向勝負。運動神経も抜群で動きにもキレがあり、北の湖関のように強い相手にも、まともにぶつかって動き回る相撲が魅力でした。


今の大相撲に対してほかに気になることは?


最近の力士の体はあまりにも大型化していることに危機感を抱いています。体重が重過ぎるので怪我をする力士が増えているのではないでしょうか。かつての千代の富士関や寺尾関のように、鍛え上げたアスリート同士が体をぶつけ合うシーンが見たいです。重過ぎにならないよう、体重制限を設けるべきだと思っています。


藤井さんの大相撲に対する思いを感じるッス
藤井さんの最近の活動について教えて欲しいッス


NHKを退職した後は、ABEMAの大相撲中継での実況を担当しています。このほか、YouTubeチャンネルを開設したり、本の執筆をしたり、様々な形で大相撲に関する情報を発信していくので、一人でも多くの人に大相撲の魅力をお届けできれば良いなと思っています。


今回の感想

落ち着きのあるソフトな語り口でお茶の間のファンに大相撲の魅力を発信してきた藤井康生さん。NHK退職後も精力的に大相撲に関する情報を発信することに努めてるんだって。これからもますますの活躍に期待したいッス!


PROFILE
ふじい やすお/1957年1月生まれ。岡山県倉敷市出身。1979年にNHKへ入局。アナウンサーとして主にスポーツ放送(大相撲、競馬、水泳など30種)を担当した。2022年にNHKを退職。現在はフリーアナウンサーとして「ABEMA大相撲LIVE」で実況を担当しているほか、YouTubeチャンネル「藤井康生のうっちゃり大相撲」を開設し、相撲の魅力を発信している。今秋には初の著書を上梓する予定だ。


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