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ソフトボール
2024/06/17応援に熱が入るホームでの「地区シリーズ」の一戦!
JDリーグ デンソーブライトペガサスの試合を観戦しました!
現在はタレント活動を中心に、フォーラムエイト・ラリージャパンやRALLY三河湾などモータースポーツにも参戦している元SKE48の梅本まどかです。
「aispo!」の公式PRレポーターとして現地でのスポーツ観戦を行い、愛知のスポーツの魅力をお届けしています!
5月19日(日)に、私が訪れたのは安城市にあるデンソーブライトペガサススタジアム。女子ソフトボールの国内最上位リーグであるJDリーグの第5節の第3試合目、東地区4位のデンソーブライトペガサスと首位のビックカメラ高崎ビークイーンとの試合を観戦してきました。
JDリーグのレギュラーシーズンは、東地区(8チーム)・西地区(8チーム)の同地区内のチームが対戦する「地区シリーズ」21試合と、東地区と西地区のチームが対戦する「交流戦シリーズ」8試合の年間29試合の「勝率」によって各地区での順位が決定します。そして、各地区で優勝した2チームと、プレーオフ(各地区2位~4位の対戦)で勝利した2チームの計4チームによるトーナメント戦「ダイヤモンドシリーズ」に勝利するとグランドチャンピオンとなります。
今回は、6月からの「交流戦シリーズ」を目前にした「地区シリーズ」の地元3連戦の最終日。1勝1敗で迎えたデンソーブライトペガサスは、地元での勝ち越しを狙う戦いです。
メインゲートでは当日券の販売があり、グッズ販売のブースなどが賑わっています。応援シャツやオリジナルキャップ、応援メガホンなどのグッズは、どれもお得なホームゲーム特別価格!!ホームゲーム限定特典の赤Tシャツも配布されていたので、早速いただいて着てみました。チームカラーの赤Tと応援ハリセンで、気分がアガります!
ブースの一角に、なんと、選手のサイン入りチェキが当たる会場限定のガチャガチャを見つけました!!引いてみると、ミア・デービットソン選手、近藤真由美選手、小島あみ選手のキャッチャー陣の写真をゲット。JDリーグ観戦の記念になり、とても嬉しかったです。中野花季選手の缶バッジも当たり、「ガチャピン・ムック×SPORTS2024」との限定のコラボグッズでとてもかわいかったです。
グッズ売り場近くでは、岡崎市から観戦に来た2歳の女の子とお父さんに出会いました。お父さんは「年間パスポートがあったら買います」と話すほどたくさんの試合に足を運んでいて、「デンソーブライトペガサスはチームの雰囲気も良くて大好きです」という熱烈なファン。推しを聞くと「闘争心むき出しでキレキレのピッチングをするフーちゃん(カーリー・フーバー選手)です」と教えてくれました。フーバー選手のベアキーホルダーをギュッと握った娘さんと、満面の笑顔を向けてくれたお父さんと一緒にパチリ。
応援グッズを身につけたファンで赤く染まったスタンドでは、安城市のファミリーにお話を伺いました。初めて見たときに「ホームランを打つ女子のパワーがすごい」と、ハマってしまったそうです。お子さんたちは3人ともソフトボールをやっているそうで、「子どもたちが『迫力のあるプレーをもう1度見たい』と言ったので来ました」とのこと。「あいスポくん」を持ってもらい、ピースサインで記念撮影です。
さあ、いよいよ試合です。名前と守備位置を紹介するアナウンスとともにブライトペガサスの選手が守備につき、「プレイボール!」の主審の一声で試合開始。
1回表、弾むようなピッチングフォームが印象的なブライトペガサスの坪野三咲選手でしたが、ビークイーンの工藤環奈選手のヒットなどで3点を取られてしまいました。その後、ピッチャーを交代し、カーリー・フーバー選手が迫力あるピッチングで後続を抑えてくれました。
1回裏、ブライトペガサスの先頭打者・住友ゆづき選手が初球を撃ち返し、ミア・デービットソン選手がフォアボールを選び、ノーアウト1・2塁に。川村莉沙選手がバントで塁を進め、ワンアウト1・3塁。ここで登場した4番の白石望美選手は、センター方向に鋭い当たりを飛ばしたのですが、好守に阻まれてしまいました(涙)。今日のブライトペガサスはこの1回裏のように、得点圏にランナーを出すものの得点が入らないというジリジリした試合展開でした。
途中で雨も降る生憎のお天気でしたが、無事に7回まで終了。ブライトペガサス0点対ビークイーン4点という、初回の得点が響いた残念な結果になってしまいました。それでも選手全員での声出しや決してあきらめない粘り強さも見られて、とても熱いパワーをもらえた試合でした。
またブライトペガサスの応援はとても楽しく、選手たちにパワーを注入していました。「打て、打て、打て、打て」、「アゲ、アゲ、アゲ、アゲ」、「もっと、もっと、もっと、もっと」など、ユニークな掛け声と音楽に合わせて、体を左右に振ったり、足を交互に上げたりする振り付けで盛り上がっていました。応援団はもちろんのこと、小さい子が一生懸命に応援する姿や、地元ソフトボールチームが元気に応援する姿も微笑ましく、あたたかい気持ちになりました。
試合後、ブライトペガサスの選手に、次戦への意気込み、ファンへのメッセージなどを伺いました。
まずは、キャプテンの白石望美選手(ポジション:内野手)。「今日は、ひとこと『悔しい』ですね。点を取られてすぐにバッター陣が打てなかったことが敗因です。次に向けては、切り替えが大事。例えば、練習でも、誰かがミスをしても、いい意味でちょっとイジって全員で明るい雰囲気にしているんです。萎縮してガチガチになったりするとプレーに影響が出てしまうので、笑顔になることで気持ちを切り替えていますね」と、笑顔の秘密を教えてくれました。「チャンスメイクはできているので、それをどう点に繋げるか。今はランナーを置いて行うケースバッティングの練習に力を入れているので、積極的な攻撃を見てほしいです」とのことでした。
最後にファンへのメッセージを伺うと「デンソーが苦しい状況なのに、たくさんの方が来てくださって、ありがとうございます。次は勝利をお届けできるよう頑張ります」と語ってくれました。
次はサブキャプテンの中村優花選手(ポジション:外野手)ですが、ここで白石選手とお二人揃ったので、園田学園女子大学(兵庫県)の先輩後輩である中村選手と白石選手に、その名コンビぶりについても伺いました。中村選手は、白石選手のことを「弟みたいです(笑)」と、きっぱり。「私は姉です(笑)。でも本当にしっかりしていて、頼りになる弟なんですよ」と話し、それを受けた白石選手は「大学時代は先輩なので怖くてあまり話せなかったのですが(笑)、今はサブキャプテンとして支えてもらうことが多いです」と、互いへの信頼と仲の良さを見せていました。
笑顔の白石選手を見送り、中村選手のインタビューを続けます。「今日は攻守のリズムが作れずに苦しい試合になりました。3連戦の一試合目の大垣ミナモ戦は、守備と攻撃がうまく噛み合って勝利できたので、そういう展開を目指したいですね」と話してくれました。
チームの見どころは「やはりチームの”勢い”ですね。守備からリズムを作って打撃に繋げて勢いに乗る。そうなったら大量得点が取れるチームなので、そこを見てほしい。試合を重ねながら勢いに乗って勝っていきたい」と、今後の目標を教えてくれました。
最後にファンに向けてのメッセージを聞くと「今回も3日間、たくさんの方に来ていただいて、応援が力になりました。次回、勝ちをお届けできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と心強いお言葉をいただけました。
最後は、安定感ある守備が魅力の川畑瞳選手(ポジション:内野手)。「今日は取れるアウトを取れずに守備のリズムを掴めなかったことが反省です。チーム自体が若くて1つのミスで下を向きがちなので、そうならないように愛のある”イジリ”などを交えて、切り替えていきたいです」。
見どころは「ソフトボールを楽しんでる姿を見てほしいことと、いろんな選手がいるので個々にも興味を持ってほしい」とのこと。
子どものファンについて伺うと「子どもたちには、何でもいいので何か目標を持ってほしいと思いますね。講習会などで出会った子どもたちが球場で声をかけてくれるのは、本当に励みになってありがたいです」と、思いを話してくれました。
試合観戦と3選手へのインタビューを通じてファンと近い関係性を築いていることがよく伝わってきました。デンソーブライトペガサスは、学校訪問、講習会、イベントなど、地域密着の活動にも力を入れているそう。ファンとの距離が近いJDリーグの試合を皆さんも一緒に観戦しましょう!