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マラソン
2022/03/29輝く女性ランナーたちを応援!
「名古屋ウィメンズマラソン2022」「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2022」の様子をお届けします!
元SKE48で、現在はタレント活動のほか、新城ラリーなどモータースポーツに参戦している梅本まどかです。「aispo!」の公式PRレポーターとして現地でのスポーツ観戦を行い、愛知のスポーツの魅力をお届けしていきます!
今回私が訪れたのは、バンテリンドーム ナゴヤ。3月13日(日)開催の「名古屋ウィメンズマラソン2022」と「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2022」のスタート地点であり、マラソンEXPOの会場にもなっています。女性ランナーの憧れのマラソンイベントをレポートしていきます。
さっそく会場内へ。入場口では入場チェックシートの提出、体温測定、手指消毒など、感染症対策をしっかりと行います。ドーム内に入ると、中はテーマカラーのパープルや、白やピンクのバルーンがたくさん!とても華やかな雰囲気でした!
名古屋ウィメンズマラソン2022は市民ランナーの祭典であるとともに、エリートランナーにとっては今年7月にアメリカ・オレゴン州で開催される世界陸上競技選手権大会と、9月に中国・杭州市で開催される2022アジア競技大会の代表選考会、そして2023年秋に開催予定のパリオリンピックマラソン日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権獲得もかかった、とても重要な大会です。
注目は、2時間17分台の記録を持つ、ルース・チェプンゲティッチ選手(ケニア)と、ロナチェムタイ・サルピーター選手(イスラエル)の2人の海外招待選手。そこに「優勝するという目標で頑張ります」と真っ向勝負を挑んだ豊川高校出身の安藤友香選手(ワコール)などの日本人選手が、どう絡んでくるかが見どころです。
この日の天候はくもり。気温13.7度と、この時期としてはかなり温かい気候条件のもと、午前9時に、名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2022がスタート。東京2020パラリンピックに出場した土田和歌子選手、喜納翼選手など、10名のランナーが勢いよく飛び出していきます。
続いて9時10分に、名古屋ウィメンズマラソン2022がスタート。約8,700人のランナーが一斉に駆け出していきました。
以前、瑞穂区に住んでいた私は、小さな頃から実際に近所の沿道でマラソンの応援をしていたので、名古屋ウィメンズマラソンは馴染みのある大会です。スポーツをする人も見る人も増えて、人々が活発になる春。そんな季節を告げるイベントとして、名前を聞くだけでもワクワクしてしまいます。また、過去にグアムでフルマラソンを走ったこともあるので、マラソンの苦しさや達成感も共感でき、つい張り切って応援してしまいます。
25km地点を1位で駆け抜けるのは終始トップ争いを続けたルース・チェプンゲティッチ選手。東京五輪では蒸し暑さのあまりに途中棄権してしまったそう。そのリベンジともいえる気迫のこもった走りです。
ルース・チェプンゲティッチ選手を僅差で追いかけたり、並走したりして競っていた2位のロナチェムタイ・サルピーター選手。35キロ地点を過ぎると徐々に1位との差をつけられていきました。
レース中の選手たちの躍動する筋肉、ほとばしる汗、この眩いばかりの光景が名古屋のまちで繰り広げられることに感動です!沿道での応援は、声を出さずにディスタンスを保ちながら、拍手に熱を込めました。
最後はフィニッシュで選手たち迎えるため、バンテリンドーム ナゴヤへ再入場。表彰式までの間、マラソンEXPOを見てまわりました。フィニッシュ地点を取り囲むように、スポンサー企業や出展団体の様々な展示があります。その中の1つ、愛知県ブースでは、ミモザなど愛知県産の花に彩られたフォトスポットや、無料で景品が当たる福引などのお楽しみがありました。
また、なかなか触れることのできないパラスポーツ体験コーナーもありました。白い目標球に手持ちのボールを投げて近づけるボッチャ競技は、意外とコントロールが難しく、思わず熱中して何度も挑戦してしまいました。また、競技用車いす「レーサー」の乗車体験ではその低い体勢にびっくり!手で車輪を回しながらも、手でハンドルやブレーキを操作するのはものすごく大変で、ランナーの皆さんのすごさを改めて知ることができました。
その後、マラソンEXPO内のステージで、名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2022の表彰式が行われました。優勝は21 分 37 秒 の大会新記録でフィニッシュした土田和歌子選手。続いて、優勝者と同タイムながらわずかの差で2位となった喜納翼選手、3位は安川祐里香選手です。表彰と記念品の贈呈などを行った後、3人を中心に写真撮影が行われました。みなさん、本当におめでとうございます!
続いて、名古屋ウィメンズマラソン2022の表彰式が行われました。優勝は2時間17分18秒の大会新記録でフィニッシュしたケニアのルース・チェプンゲティッチ選手。フィニッシュ直後の祈りを捧げるようなポーズがとても印象的でした。2位はイスラエルのロナチェムタイ・サルビーター選手、3位には安藤友香選手が入りました。4位には細田あい選手(エディオン)、5位には鈴木優花選手(大東文化大学)と続きました。大会新記録が出たり、日本人選手8名がMGCの出場権を獲得したりするなど、多くの選手が大活躍を見せた大会でした!
表彰式後も、次々とゴールする選手たちを拍手で迎えます。完走者に贈られるティファニーの大会オリジナルペンダント。今年のデザインはカーネーションがモチーフだとか。ゴール直後に、「おもてなしタキシード隊」から手渡されます。
しばらくすると、マラソンEXPO会場内に走り終えたランナーの皆さんの姿が見られるように。晴れやかな表情の皆さんに、完走後の感想を伺ってみました。
ティファニーのフォトスポットの前で出会ったのは、マラソン経験が豊富そうな2人の女性。千葉からの参加で、名古屋ウィメンズマラソンは4回目だとか。なんと二人のタイムは3時間7分台と3時間9分台!「ランドマークをめぐりながら、100m道路の真ん中を走るのは爽快です」「記念グッズのTシャツなどが、女性らしいデザインで毎回楽しみです」と、うれしそうに話してくれました。
続いて、走り終わってもまだまだ元気な感じの女性2人は、浜松からの参加だそう。「ボランティアの方たちが、とても優しくて親切でうれしかった」「コースがとても走りやすかった」と、名古屋ウィメンズマラソンの印象を教えてくれました。
初マラソンにして4時間20分30秒という好記録でゴールした名古屋在住の女性にもお話を伺いました。この方は、半年間、週1回10km走のペースで練習をしたそう。「次回はマラソン経験のある主人と一緒に走りたい」という微笑ましい抱負を話しながら、疲れを労うご主人と3人でパチリ!
ランナーのみなさんは、その参加理由も経験もさまざまでしたが、みなさんのマラソンライフを応援したくなるような素敵な女性ばかり。走り切った彼女たちの顔は清々しく、その晴れやかな表情に思わず感動してしまいました!そして、こんなにも多くの女性たちに愛され、地元愛知県の伝統のあるこのマラソンイベントに、私も出場したくなってしまいました。
皆さんも、感染対策をしっかりと行って、ぜひスポーツをするのも見るのも楽しんでくださいね。
それではまた、スポーツ会場でお会いしましょう!梅本まどかでした!