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梅本まどかのWatching Sports
ラリー

新城ラリー2022開幕直前!
ラリーの魅力をライブ映像で楽しみましょう

元SKE48で、現在はタレント活動のほか、新城ラリーなどモータースポーツに参戦している梅本まどかです。
今回は特別編として、3月19日(土)・20日(日)に開催される「新城ラリー2022」の魅力を、これまで助手席でドライバーのサポートをするコ・ドライバーとして参戦した経験を交えて、たっぷりとお届けしたいと思います!
新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年も残念ながら無観客開催となりますが、大会の模様はライブ配信されますので、ラリーファンはもちろん、観戦ビギナーの方もこの機会にぜひ、映像でラリーの魅力を感じていただければと思います!(ライブ配信の詳細については記事の最後に紹介します)。
新城ラリーは、新城市の公道をコースにして行われます。コースの中でも注目したいのが、クネクネとした山道で走行が難しく、選手たちの腕の見せどころとなる「雁峰(がんぽう)」です。特にカーブを曲がる時のドライビングテクニックは必見!私自身、2年前、2020年の新城ラリーで雁峰を走ったのですが、残念ながらコースアウトでリタイアとなってしまいました。リタイアした後、ラジオポイント(無線でクルマの通過確認を行う場所)から私たちの後に走行するクルマをずっと見ていたのですが、「あ、この選手はここでアクセルを抜くんだ」「この選手はこのラインで走るんだ」と勉強になりました。こうした走り方の違いをライブ配信でも見てもらえたら、より一層ラリーを楽しめると思います。
もうひとつの名物が「鬼久保」です。ここはハイスピードコースなうえ、急に雨が降ったり霧が出たりする、ドライバー泣かせの区間なんです。変わりやすい天候の中、選手たちがどのようにコースを攻めるのかが見どころになります。霧で前が見えない中を全開で走っていく選手たちの頑張りにも注目してください。
多種多様なコースや変わりやすい天候に各チームがどのように対応していくかに注目して観戦するのもおすすめです!私たちが昨年の新城ラリーに参戦したマシンにはウィングがついていたのですが、ウィングによるウエイトハンデが大きく、鬼久保のようなハイスピードコースではスピード差が大きく出てしまいました。そのため、鬼久保の2本目の走行に向け、できる限りクルマの重さを減らす作戦をとったところ、そういった捨て身の作戦が功を奏してJN6クラスの3位に入賞することができました!走りながら臨機応変にクルマのセッティングを変更したり、発生するトラブルに対処しながら際どいところを攻め続けたりというのは、ラリーという競技ならではの面白さだと思います。
新城ラリーをライブ配信で楽しんでいただく際は、音量を上げて観戦するとラリーの臨場感が伝わるのでおすすめです。また、色や見た目の形など、好きなクルマを見つけて応援するのも楽しいですよ。選手たちのスーツのカラーリングもそれぞれ違うので、「カッコいい」と思った選手を応援してみるのもいいのではないでしょうか。好きなクルマや選手を決めたら、そのクルマとほかのクルマの走り方を比較しながら観るのもおすすめです。どのタイミングでブレーキを踏むのか、コーナーを曲がる時にフロントをどれくらい傾けるのか……。クルマの特性や選手ごとの運転の違いが少しずつわかってくれば、面白さがさらに増すはずです!
2018年からラリー参戦を始めた私ですが、同じ愛知県出身の勝田範彦選手とはたびたび一緒にお仕事をさせていただいています。普段はとてもニコニコと笑って穏やかな方ですが、走ると全然違います(笑)。すごくアグレッシブで、さらに攻める時はとことん攻めるのが勝田選手というのが私の印象です。勝田選手は、昨年の初戦の新城ラリーではマシントラブルで残念ながらリタイアとなりましたが、その後の大会で追い上げて全日本ラリー選手権のチャンピオンに輝きました!勝田選手をはじめ、地元愛知の選手に注目しながら観戦するのもおすすめですね。

配信を通して、雄大な自然が見られるのもラリーの魅力です。私は新城ラリーが開催される奥三河が大好きで、たまにふらっとドライブに出かけたりします。街では感じられない澄んだ空気や風に触れることで、心からリフレッシュできるんです。ドライブの休憩に、鬼久保コースの近くにある「道の駅 つくで手作り村」によく立ち寄りますが、選手たちの間で、ここの五平餅がすごく人気なんです。皆さんも奥三河に出かける機会があれば、ぜひ名物の五平餅を味わってみてください!
私はコ・ドライバーとして新城ラリーをはじめ、様々なラリーに参戦してきました。コ・ドライバーはドライバーの運転を理解して、その都度的確な情報を伝えるのが仕事。ドライバーの走行イメージに合わせ、伝わりやすい言葉を選んで声をかけるために、コースのレッキ(下見)をしっかりと行って情報を詰め込んだノートを作ることが重要です。また、ドライバーはもちろん、マシンによっても走らせ方が異なります。マシンが変わればドライバーの運転の仕方が変わるので、どううまく噛み合わせるかもコ・ドライバーの大切な仕事です。
最後に私自身の話になりますが、今年も全日本ラリー選手権への出場が決まりました。そして、念願のラリージャパン出場を目指して取り組んでいます。コ・ドライバーとしてはまだまだひよっこで、課題もたくさんある私ですが、どのくらい自分の力が通用するのか今から楽しみです。今まで培ってきたことを出し切って全力で頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いいたします!


新城ラリー2022のホームページはこちら
https://www.shinshiro-rally.jp/

新城ラリー2022のライブ配信
3月19日(土)・20日(日)配信予定
https://tv-aichi.co.jp/shinshiro-rally2022/

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