愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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BLOG

女性スポーツライター・光田さやかの
“はじめてさんのスポーツ観戦NAVI!” vol.8

世界を相手に波に乗れ!
「2018アーバンリサーチISAワールドサーフィンゲームス」
現地レポート

こんにちは!愛知県を中心にライターとして活動している、光田さやかです。
今年一年、県内で行われる主要スポーツ大会の観戦ポイントに加え、「観戦ファッション」や「会場グルメ」などにも視野を広げて、女性ならではの目線で楽しむ、スポーツ大会観戦法をレポートしていきます!どうぞよろしくお願いいたします!

いよいよ秋ですね!
朝晩少し冷え込みを感じるようになってきました。

しかし!スポーツの現場はいつもアツイ!

ライター光田も、こんな感じで、選手たちにアツイ視線を送っております!
じーっ。

今回密着したのは、9月15日(土)~22日(土)まで開催されたサーフィンの世界大会「2018アーバンリサーチ ISA ワールドサーフィンゲームス」。
世界チャンピオンと、国のランキングを決定する世界選手権で、世界42か国から197名のトップサーファーが愛知・田原に集結しました!
日本からは、
<男子>
五十嵐カノア選手
大原洋人選手
村上舜選手

<女子>
川合美乃里選手
黒川日菜子選手
橋本恋選手

の6名が出場!
日本代表は「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」という愛称で呼ばれています。
この大会で、「波乗りジャパン」は世界屈指のサーファーたちと競い合います!
この大会が日本で行われるのは、なんと28年ぶり。
その舞台となったのが、ここ田原市赤羽根町の大石海岸ロングビーチです。

東京2020大会の追加競技に決定したサーフィン!
今、いろんな意味でアツイスポーツかもしれませんね!

会場に着いて、まず私は思いました。
…どこを見ても絵になる!!!

とはいえ、ただ見ているだけより、やはりルールを知っているほうが断然楽しめますので、ちょっとだけお勉強です!

<ルール>
20~30分程度を1ヒート(グループ・組み合わせ)とし、3~4人の選手が同時に海に出て、演技を行います。
いかに良い波を素早く見極め、奪えるかがポイントになってきます!
※今回の大会では1ヒート20分で行われました。

ジャッジ(審判)は、選手たちのライディングを、スピード・力強さ・フロー(ライディングの流れ)などにより10点満点で採点。
1ヒート中に獲得した上位2本の得点を合計し、上位2名の勝ち抜きによるトーナメント形式で行われます!

技の種類もいろいろ。メジャーなものとしては、カービングターンやチューブライディング、エアリアルなどがあります。
(「aispo!vol.17」より)

同じ技でも、“クリティカルポジション”と呼ばれる難しい位置で、パワフルかつ美しく決めると高得点が狙えます。さらに、長い時間波に乗っていられると点数が伸びるとのこと。
得意技をどの場面で繰り出すかも見ものです!

もちろん、技が決まれば観客も大盛り上がり!
大会の一日を通して感じたのですが、
なんだか空気がスローなんです。

あ、いや。もちろん競技はアツイですよ!
世界チャンプをかけた戦いとあって、選手たちも真剣そのもの。

ですが、各国の選手同士が応援しあったり、「今日の調子はどう?」なんて会話をしていたり。

ゆったりして、あたたかな雰囲気を感じられました。
んっ??ふと、耳に心地よい太鼓の音が。
南アフリカの選手が、民族楽器を演奏して応援していました!

そして私と目が合って彼が一言。

「…Too hot.(暑すぎる。)」

思わず笑っちゃいました(笑)。

「ちょっと私もやらせて!」と声をかけると、
快く貸してくれました!
“ジャンベ”っていう楽器なんですって。
「難しいね~」なんて言いながら、仲良くなれましたよ!
こういった、ささやかな交流ができるのも楽しいです^^

そうそう、私が取材に訪れた日は、田原市のおいしーーーいメロンが選手や観戦者たちにふるまわれました!
少し離れた「おもてなしエリア」では、グルメの屋台やキッチンカーも続々出店していましたよ!
地元田原市産のフルーツや野菜、魚介がたっぷり!
おいしそうなホットドッグ。
店主さんいわく、「外国の人にもおいしさが伝わるように意識したんだよー!」とのこと。
外国人選手ともスマホの翻訳アプリを使って積極的にコミュニケーションを取っているそうです!

なるほど!こういった国際的な大会では、翻訳アプリがあれば便利ですね^^
ダウンロードしておくといいかも^^
「大きすぎて食べられるかな^^?」とジョークもあったり
こちらは、「こんな料理初めて見たよ!」と、オムそばに感激しているフランスの選手^^

記念缶バッジを手作りできるコーナーは、子供達に大人気!
こちらのイラスト、愛知県立芸術大学の学生がデザインしたそうですよ。

おもてなしエリアには大きなモニターがあり、海岸で行われている競技の様子が迫力満点で観戦できました!
競技会場には、グッズの販売や書道の体験ができるコーナーも。
外国人選手だけでなく、観戦に来ていた地元のお子さんも楽しんでいましたよ^^
子どもたちも、サーフィンにはなじみがある様子。
さすが、日本屈指のサーフスポット・田原市の大石海岸!
ここから、未来のサーファーが誕生するのかな?
そして、1週間続いた大会日程が全て終了!

「NAINORI JAPAN」の結果は…

個人では、五十嵐カノア選手が2位!村上舜選手が4位!
54年の歴史をもつこの大会で、初めて日本人がメダルを獲得しました!
そして、ウィメンズの結果を合わせると…

なんと、なんと!!

日本、国別順位、堂々の1位!!
史上初の団体金メダルという快挙です!!
東京オリンピックに向けて、さらなる弾みがつきますね。
表彰式には「波乗りジャパン」PRキャラクターの「NAMINORIピカチュウ」も登場していました^^

技も鮮やかで華やかなスポーツという印象が強いサーフィン。
しかしその雰囲気は白熱しながらもあたたかく、選手も観戦者もゆったりと楽しめる大会でした^^
「波乗りジャパン」の活躍を、今後も応援していきましょう!

さてさて、今後の「はじめてさんのスポーツ観戦NAVI!」ブログレポートは…

10月20(土)に開催される、Fリーグ 名古屋オーシャンズVSヴォスクオーレ仙台戦
http://www.fleague.jp/

11月3日(土)・4日(日)に開催される「新城ラリー」
http://www.shinshiro-rally.jp/

などを予定しています!
会場でちょこちょこ動き回っていると思いますので、
「もしや光田では!?」と思われた方はぜひお声がけくださいね(笑)!

読者の方からも情報収集できたらうれしいなー^^

それでは、また!

(ライター 光田さやか)