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女性スポーツライター・光田さやかの
“はじめてさんのスポーツ観戦NAVI!” vol.14
輝く女性たちの挑戦!
「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2019」&「名古屋ウィメンズマラソン2019」現地レポート
こんにちは!
ちょっとだけご無沙汰しております。ライター光田です。
いよいよ今回が今年度最後のブログ配信!なんだかちょっとしんみり…。だけど最後まで全力でレポートしていきますよ!お付き合いくださいね^^
今回密着したのは…
3/10(日)に行われた「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2019」と「名古屋ウィメンズマラソン2019」!
名古屋の街を走り抜ける女性たちの、輝く姿を追っていきます!
会場に着いた私は、まずホイールチェアマラソンの選手の様子を見に行くことに。
それぞれに体を温めたり、ホイールチェアの整備をしたり。
選手同士が楽しそうに話す場面もありました!
注目は、2014年から2016年にかけて名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン3連覇を達成した土田 和歌子選手。今の心境を聞いてみると…
「2年間休場していて、今回は久しぶりの大会なので…(笑)。楽しく走れればいいかな!」
と明るい笑顔^^
こちらまで元気になっちゃいました!
一方、不安そうな面持ちで過ごしていたのが、見﨑 真未選手。
「き、緊張しています…」と一言。
そうなんです。なんと見﨑 選手は昨年5月にホイールチェアを始めたばかり!
16歳の若きアスリートにも注目!頑張ってほしいですね!
間もなくスタート。ランナーは、ナゴヤドーム前からパロマ瑞穂スタジアムまでの10.5kmを走ります!
ドアラも登場^^
喜納 翼選手とグータッチの瞬間を激写!
まっすぐ先を見据えて、いざ出走です!!
23分42秒という驚異的なタイムで優勝したのは…
土田 和歌子選手!
とにかく、とっても早い!!
カーブにさしかかるところでも、スピードをできるだけ落とさないように走ります。
そして腕の筋肉がものすごく必要な競技だと思いました…!
激しいホイールチェアマラソンの実態に、驚きを隠せない光田…!
ホイールチェアマラソンがスタートして10分後。
いよいよ、名古屋ウィメンズマラソンのスタートです!
今回の出場者は、なんと21,436人!
私の友人も、何人か走っていまーす^^ 取材中に見つけられたら奇跡だ!
事前の抽選で漏れてしまった人も多くいると聞くので、相当な倍率だったのでしょうね…。
この「名古屋ウィメンズマラソン」はビギナーでも楽しく走れると評判で、前回大会の完走率は96.5%。
完走賞として、ティファニーの大会オリジナルペンダントやニューバランスのフィニッシャーTシャツ、完走&参加賞としてメナードの化粧品など…女性にとってうれしい景品ばかり!
長い道のりを走り切ってほしいですね!
沿道では、「おもてなしタキシード隊」の男性たちがランナーに手を振ったり、
観客とハイタッチをしたり、
チアのパフォーマンスがあったり、
ドアラからも熱い応援メッセージが送られたり(笑)。
ランナーも観客の声援と拍手に応えるように、手を振って走り抜けていきます!
コスチュームもいろいろで面白かったなあ!
とても撮り切れないくらい、皆さん個性にあふれた服装で出場されていました!
さて、私はココからちょっと地下鉄に乗りまして、ランナーたちを追っかけます^^
この日のために、「地下鉄・市バス 一日乗車券」を買いました!
名古屋市内の道路はあちこちで交通規制がかかっているため、
車ではなく地下鉄での移動がオススメです!
小雨がちらついてきていたので、
「選手たちの体力が心配だなあ…。」
「本降りにならなきゃいいけれど…。」
そんなことを思いながら地下鉄に揺られ、「市役所」駅を出てみると…
雨がまあまあ降ってるじゃありませんかっ!!
えっ、いつのまにこんなに降り出したんだー!?
傘を差していては写真が撮れませんので、自前のポンチョをすっぽりとかぶり、カメラバッグにも保護シートをかぶせて、いざ撮影&インタビュー!
応援に行く方は傘でもいいですが、できれば私のように両手がフリーに使えるレインコート類があるといいですね!
名古屋市役所の前を走り抜けるランナーたち。この辺りで27km地点です。
反対側には、名古屋城も!
「康生通2」の交差点で折り返して、34km地点を走るランナーたち。写真でもお分かりいただけるかと思うのですが、このあたりはなだらかな上り坂になっています。
すると、隣にこんなカードを持った男性が。
さっそくお話を聞いてみると、「この道は毎朝通るんです。地味な登りがずっと続いて、自転車でも大変なので途中で降りてしまうこともあるほどなんです…。だからこそ、ここで選手を応援したいと思ったし、少しでも励みになればと思って、このカードを作ってきました!」とのことでした。
雨の予報だったので、濡れてもいいようにビニールでしっかりラミネートしたのだそうですよ!
とっても目を引く賑やかなコスチュームで応援をしていたのはこちらの皆さん。三重県でマラソンのチームを組んでいる方々でした!
とくに私が注目したのは、声のかけ方です。
「ステキですよ!輝いてる!!」
「走る姿が美しいなー!楽しんでいきましょー!!」
話を聞いてみると、「頑張れ!って応援でもうれしいと思うんですけど、女性だし、こういう応援をされるのもいいんじゃないかと思って!実際に、マラソンをしている女性ってキレイだし輝いているし、単純にそう思うんですよね!坂の途中でしんどいと思うけど、僕たちの応援でちょっと気持ちがほぐれればいいかなって!」
私的に、これはちょっと目からウロコでした!確かにうれしいもんな(笑)。
こんな声援を送ってみるのもいいですね!
給水や食事をとりながら、まだまだがんばってほしいですね!
さて私は、次なる地点へ地下鉄で移動^^
36km地点を少し過ぎたあたりの「桜通」です。
雨もいよいよ本降りに。
ここまでの疲労に加え、雨がランナーの体力・気力をさらに奪っていきます。
歩いている人の姿もちらほらと見られました。
無理はしないでほしいです…。
ブラジルのサンバで使う楽器で応援する人を発見!軽快なリズムで、選手たちを応援していました!
お話を聞くと「自分もマラソンをやるのですが、この35km超えたあたりから40kmまでが本当にキツイんですよ。特にここはずっと一本道だし、まさに孤独との闘いって感じなんです。なのでこういう楽器の音があるといいかなと思って、これで応援しています!」と、ご自身の体験も交えて教えてくれました。
こういった、鳴り物系の応援はあちこちで見られたのですが、応援するときの注意や気を付けているポイントはあるのでしょうか?
「できるだけこういう道が開けているところや、民家がないところ、オフィス街でやるようにしています!何時間もかけて応援しますし、付近の方のご迷惑になってはいけないですからね。あとは、音量の調節ができる楽器にすることかな!」
なるほどー。音が出る応援は盛り上がりますが、やはりそれなりの配慮も必要ですね!勉強になるなあ^^
何度も何度もくじけそうになりながら、痛みや寒さに耐えながら、
それでも前へ、まだ一歩でも先へ。
彼女たちを突き動かすものはなんなのでしょうか。
彼女たちは、なぜ笑顔で走り続けるのでしょうか。
その答えはきっとそれぞれですよね。
それを知るために、私もマラソンに挑戦してみたいなと思いました!
ゴールは確実に近づいています!
最後の力を振り絞って、頑張ってください!!
そして、ついに…!
ナゴヤドームにてフィニッシュ!!
この表情が、本当に美しいですね。お疲れ様でした!
フィニッシュ地点では、おもてなしタキシード隊がティファニーのペンダントを手渡します^^
中身を見せてくれるという親切な方に出会いました…!
おおっ、輝いています…!「マグノリア」という花をモチーフにしているそうです。
他にも、“Finisher”の文字がプリントされたTシャツやメナードの化粧水をもらって、ランナーには一層の笑顔が見られました!
ナゴヤドームでは、「マラソンEXPO」が開催中。
飲食ブースがたくさん立ち並び、ビールに押し寿司、唐揚げにラーメン、スイーツも。
企業ブースでは、化粧品をテストできたり、新商品の試供品が配布されていたり。
愛知県のブースでは、西尾産の抹茶やミソスープの試飲などがありました!
私も、ちょっと体験^^
肌年齢や水分・油分量の測定、カウンセリングなどをしてもらいましたー!
応援に来た人も、ランナーを待っている間に簡単にチェックしてもらえるので、いいですね!
ステージイベントもたくさんありましたよ。
子どもも楽しめるドアラや「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のパフォーマンス、歌手のmiwaさんによるミニライブも!
ステージの最後を飾るのは、「花キッズ」から頑張ったママさんランナーへの花束贈呈式。
子どもたちが一生懸命お花を選び、フローリストさんの手を借りて素敵なブーケに。それを日頃の感謝の気持ちやねぎらいの一言を添えて、手渡します。
正直に言います。ライター光田、ここで完全に涙腺崩壊です…。ファインダーがかすんで見えません…。
子どもたちが待つゴールを目指して、頑張るお母さん。
そんなお母さんを、練習の時から見てきた子どもたち。
それぞれの胸にあった大きな思いを、ステージで伝えあい、とっても感動的なイベントになりました!
愛知県は花の生産額が全国一位だって、知ってました?!特に東三河は生産量でも全国一位なのだとか!
いつもお花を贈り合うことが習慣になればステキですね^^
朝から「名古屋ウィメンズホイールチェアマラソン2019」と「名古屋ウィメンズマラソン2019」に密着してきました。
よく、人生はマラソンに例えられることがありますね。
長い長い道のり。
登りも下りもあって、つまずいて転んで怪我をして、追い抜かされて、追い抜いて。
途中で何度も、「走ることを辞められたら」と思うこともあるでしょう。
けれど道は続きます。
つらいからと下を向かずに、沿道に目を向ければ、誰かの応援が聞こえるし、
上を見れば、広い空が見えます。
そして前を見れば、やがてゴールが見えるのです。
自分のペースで着実に進んでいくことが大切なんだと、ランナーの力強い姿を見て学ぶことができました。
この一年間、さまざまなスポーツ大会の現場にお邪魔させていただき、
たくさんの出会いや感動、驚きがありました!
会場で声をかけてくださった読者の方々。
観客も選手も安全に楽しめるように大会を支えていた運営の方々。
そしてスポーツの面白さを教えてくれたアスリートの皆さん。
本当にありがとうございました!
皆さんにスポーツ観戦の楽しさが少しでも伝わっていれば幸いです^^
いろいろなスポーツがあるし、その競技を行う選手たちがいる。
そして皆さんがそれぞれに練習をし、本番に挑むんですよね。
まだまだ私の知らないスポーツがたくさんあるだろうし、楽しみ方もそれぞれ。
これからも、「はじめてさん」の目線でスポーツ観戦を楽しみたいと思います!
さあ、今度は何のスポーツ観戦に出かけようかな?
それではまた、どこかでお会いしましょう^^
ありがとうございました!
(ライター 光田さやか)
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