愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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BLOG

女性スポーツライター・光田さやかの
“はじめてさんのスポーツ観戦NAVI!” vol.22

Rally Japanの前哨戦!
「Central Rally Aichi/Gifu 2019」現地レポート

こんにちはー^^
皆さん、自動車競技「ラリー」って観たことありますか?
自動車のレースと言っても、F1とかのサーキットを使用するんじゃないんですよ。

ラリーは一般の公道を使って行われるモータースポーツで、ラリーカーの見た目は普通の自動車とほぼ同じなんです!
そんなラリー競技が、愛知・岐阜で行われると聞き、11月10日(日)に愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で行われた、「Central Rally Aichi/Gifu 2019」を観戦してきましたー!
ラリー競技といえば、去年は新城市で行われた「新城ラリー」を観戦しました。
【前回のブログ】
http://aichi-sports.jp/blog/20181204.php


基本的なルールは同じなのですが、今回の大会は、それとはまた別の大会。来年11月に開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)「Rally Japan」のテストイベントで、愛知県内(岡崎市・豊田市・新城市・長久手市・設楽町)と岐阜県内(恵那市)の公道を走り抜けます!
来年の本番でもモリコロパークがメイン会場の予定になっているんですよ!

会場はこんな感じ。
ここはサービスパークといって、ラリーカーの整備をするところ。
キッチンカーも並んでいます^^
朝早くから観戦エリア(有料)の場所取りに来ている人も!

会場入り口にマップがあって、そこに観戦ポイントが書いてあります。皆さん、椅子やシート、そして防寒グッズなどを持ち込んで準備万端!

ちょっと忙しそうなので、あとでお話聞きにいこう~^^

サービスパークをうろうろしていると、日本の勝田範彦選手のブースで一際目立つ応援グッズを持っている方が!
「勝田さんとは古い知り合いなんですー!」と女性。今回は自作の「範彦うちわ」で応援(笑)!息子の勝田貴元選手も頑張ってほしいと話していました^^
こちらはなんと着物を着てラリー観戦しに来たというご家族!
普段から着物を着ているそうですが、「こういう場所でもお互い迷子になりにくいし、目立つからいいですよ(笑)」と話してくれました^^
そして娘さんが大の自動車好き!娘さんがきっかけでラリーにハマるようになり、昨年の新城ラリーに続き今回も足を運んだそうです。
会場が公園ということもあり、子連れでも気軽に来やすいですよね!
一方こちらは、観戦エリアにいた「ガチ勢」のお二人。
ラリー競技の魅力を聞いてみると、「やっぱり、一般道を走ったり間近で大迫力の走行を観ることができたり、ファンとの距離が近く感じるところかなと思いますね!小さい子も多いし、幅広い世代が楽しめる温かいイベントだと思います!」と話してくれました。

観戦時のポイントとしては「撮影機材と椅子、防寒グッズですね。待ち時間を過ごすアイテムもあるといいかも!あとキッチンカーもお昼前になると混み始めるので、早めに買っておくといいと思います!」とのアドバイスが。ためになりましたー!ありがとう^^

10時前になると、2003年のWRCドライバーズチャンピオンのペター・ソルベルグ氏によるデモランが始まりました。
遠くの方から、うなるようなエンジン音とタイヤと地面がこすれる音が聞こえてきたかと思うと…
来たーーっ!
一瞬で目の前を駆け抜けます!観客からもどよめきが!
私の目の前を二度ほど通過していきましたが、ハンドルを握るペター・ソルベルグ氏もしっかりこの目で見ることができました!
沿道のファンに向けて手を振ってくれていますー!
いやー、あっという間でしたがものすごい時間だった!

このあと11時になると、続々とラリーカーたちがSSに入ってきます。
たくさんの人が写真やムービーを撮って、大興奮で観戦していました。
ちっちゃいボクは、特等席で!
お客さんの前を走るときはほとんどの車が手を振ってくれました。ファンとの距離が近いって、こういうことですねー^^
場所を変えれば、また違った雰囲気の写真も撮れます!自然や、建物をラリーカーと一緒に写すのも素敵な仕上がりになりますよ!


サービスパークには、整備のために戻ってきたラリーカーが。
こんなふうに、故障している箇所の補修やタイヤの交換など、メカニックスタッフの皆さんは大忙し!
その様子もすぐ近くで見れます。
もの凄い人だかりのこちらは、勝田貴元選手のブースですね!
なかなか見られない貴重なシーンの連続に、ちょっと興奮している私(笑)。ドライバーや、コ・ドライバー(同乗者)だけじゃない、スタッフさんたちの努力とサポートもあって、安心して走行できるわけですね。
整備を終えたら、また次のSSに向かいます!カッコイイー!
この時、ちゃんと車の通る道を空けないと危ないので、気を付けてくださいね。
勝田貴元選手の乗ったヤリスWRCも、大勢のギャラリーに見守られて、いざ出陣!
残りの走行も、頑張ってください-!

お昼すぎたころ、メインステージでは先ほど圧巻のパフォーマンスを見せてくれたペター・ソルベルグ氏と、かつてのチームメイトで、4度のWRCドライバーズチャンピオンに輝いたトミ・マキネン氏がトークショーをしていました。
「今回のコースはユニークなコースだと聞いています。来年の本番が楽しみです」と話していました!


最後には、なんとじゃんけん大会の勝者に直筆サインのサービスも!
この2人のサインが揃うことはめったにないので、もらえた人はとっても貴重ですね!
そして…そんな貴重なサインをもらえた方を、この私が逃すはずもなく(笑)。
しっかりインタビューもとっているのです^^

愛知に住む佐保めぐみさんは、お知り合いが国内格式部門でラリーに出ているとのことで、応援にきたのだとか。
「正直言って…ペター・ソルベルグさんもトミ・マキネンさんも存じ上げなくて…(笑)。じゃんけんであれよあれよという間に勝ち進んでしまって、サインがいただけちゃいました。今調べたらとっても有名な人だったんで驚きです!」と話してくれました。

昔から自動車は好きだったそうですが、ラリー競技には詳しくなかったとのこと。

「でも今日でめっちゃファンになりました!ラリー競技の面白さにハマりそうです~!来年も観に来たいと思います!」

いいですねー^^
こうやって、まずは観に来てみる!きっかけは何でもいいんですから^^
スポーツ観戦は、来てみないとわからない面白さが絶対ありますよ!

そうこうしている間に日も暮れて。
夕方、セレモニアルフィニッシュが始まりました!
国際格式部門で堂々の1位に輝いたのは、勝田貴元選手!
お父さんの勝田範彦選手は国内格式部門で3位でした!
勝利の美酒が無数のフラッシュに照らされて、一層輝いて見えます^^

一日を通して、興奮と迫力が盛りだくさんだったなー^^
そして、今回はいろいろな観客の方に声をかけることができ、それぞれのきっかけを聞けました。
「ちょっと行ってみようかな?」って、そんな感じでいいんです!
きっかけがそれぞれなら、楽しみ方もそれぞれ。
それがスポーツ観戦のいいところです^^

次回はどんな出会いがあるかな?
気軽にインタビューしてくださいね!

お楽しみに!


ライター:光田さやか