愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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BLOG

女性スポーツライター・光田さやかの
“はじめてさんのスポーツ観戦NAVI!” vol.24

ダイナミックでスピーディーなスポーツ!
「日本ハンドボールリーグ 大同特殊鋼フェニックスvsトヨタ車体ブレイヴキングス」現地レポート

皆さんこんにちは!
2019年はどんな年でしたか?たくさんスポーツ観戦には行きましたか^^?
私はジャンルを問わずいろいろなスポーツの試合を観ることができました!
改めてこのブログを読み返すと…本当に思い出がいっぱいだ~。
新たな魅力をたくさん知ることができてうれしかったです!

そして2020年は待ちに待ったオリンピック・パラリンピックイヤー!
愛知県ゆかりの選手が活躍することを期待して、私たちもどんどん盛り上げていきたいですね!

さてさて、今回お届けするのは…
ハンドボール!
ハンドボールといえば思い浮かぶのが、この独特な投球フォーム。
かっこいいですよねー!
高く飛んだかと思えば、そのまま空中で止まっているかのようにも見える!
そしてそこから繰り出すダイナミックでスピーディーなシュートが魅力です!
そんなハンドボールを、今日も「はじめてさん」の目線でしっかりレポートしますね!
会場となったのは東海市民体育館。試合開始の1時間くらい前から、選手たちがアップを始めました。
今回の対戦は、名古屋市に本拠地を構える「大同特殊鋼フェニックス」と、刈谷市を本拠地とする「トヨタ車体ブレイヴキングス」。
どちらも愛知県内のチームという好カードなんです!
応援にも熱が入りますね^^

そんな中、練習中の選手たちに一層アツイ視線を送っていた少女たちがいたので、ちょっと声をかけてみることに^^
彼女達は東海市でハンドボールをやっているそうで、今日の試合をとても楽しみにしていたとのこと!
彼女たちの注目選手は大同特殊鋼フェニックスの#20 東江雄斗選手
わたしの問いかけに彼女たちは声を揃えて言ってました^^

「ジャンプしているところが止まっているみたいに見えてカッコイイんだよ!」

「シュートの球がとにかく速い!あんなプレーがしてみたい!」
と、大興奮!

子どもたちにも夢と希望を与えられるところも、スポーツのいいところ。
選手の迫力や会場の雰囲気などから、子どもたちはいろいろなことを学ぶのかもしれませんね。
運動が好きな子も、これから始めてみようかな?と思っている子も、スポーツ観戦はおすすめです^^!

こうなったら、対するトヨタ車体ブレイヴキングス側のサポーターの声も聞いてみたいところ。

トヨタ車体ブレイヴキングスの様子を静かに見守っていた男性は#18 吉野樹選手の名前を挙げて、「日本代表にもなった選手!これからもどんどん盛り上げてほしい!」と話してくれました。
そうなんです。トヨタ車体ブレイヴキングスには吉野選手を始め、#2 笠原謙哉選手や#20 渡部仁選手、大同特殊鋼フェニックスには東江選手や#12 久保侑生選手など、両チームともに日本代表選手が多数在籍!

aispo!vol.22でも紹介していますのでぜひご覧くださいね。
http://aichi-sports.jp/magazine/ebook22/ そんな彼らを一目見ようと、気づけば観客はほぼ満員でした!
サイン入りユニフォームの投げ入れも盛り上がりましたよー!

ではでは、試合の様子を写真でご紹介しながら、ハンドボールのルールをさらっとお知らせしますね^^
ハンドボールは7人制のスポーツ。ボールをまわしたりシュートしたりするプレーヤーは6人、ゴールキーパーが1人。1ゴール=1点で、得点が決まる仕組みはサッカーと似ています^^
ルールとしては、ちょっとバスケットボールに近いかも。
パスや、手を使ったドリブルで移動しますが、ダブルドリブル(ドリブルしたボールを一度持ち、再度ドリブルすること)やオーバーステップ(ボールを保持したまま4歩以上歩くこと)は禁止されています。

ハンドボール特有のルールといえば、「ボールを保持できる時間は3秒まで」とか、「空中でボールをキャッチして着地した足(片足・両足問わず)は1歩目にカウントしない」とか。
そして選手交代が自由なんです!
途中で審判に要求しなくても入れ替えできるので、監督やチームは「いつ、どの選手を投入しよう」など戦術として考えているようです。守備に特化した選手もいれば、アグレッシブなプレーが得意な選手もいて、それぞれの持ち味を活かせるようなゲーム展開をしていくわけですね!
ただ同時に、ハンドボールは身体を張ったディフェンスなど、激しい接触もあるスポーツ!それに、ボールの展開は早いし、シュートは迫力あるし、一瞬たりとも油断のできない、常に目が離せないスポーツだなと思いました!
試合展開はというと、一言で言えば…両者の実力はほぼ互角!
リーグ順位でも試合前の時点で大同特殊鋼フェニックスが3位、トヨタ車体ブレイヴキングスが4位というだけあって、とにかく拮抗した試合でした!
東江選手らのゴールで大同特殊鋼フェニックスが幸先の良いスタートを切りますが、前半は13-17でトヨタ車体ブレイヴキングスが4点のリード。
折り返した後半も、ややトヨタ車体ブレイヴキングスが優勢になり、試合のペースを掴みます。
しかしその後は、東江選手や#18 吉田雄貴選手らの活躍により、大同特殊鋼フェニックスが徐々に点差を縮めていき…
残り1分で30-32という接戦にもつれ込みます!
が…!この状況をなんとか逃げ切ったトヨタ車体ブレイヴキングスが、31-33で勝利を収めました! 両チームの選手のみなさん、本当にお疲れ様でした!

試合終了後には、両チームともに観客をお見送り。
サインや撮影など、気さくに応じる姿がありました^^
この人だかり!人気が伺えますね^^

私もちょっとお時間をいただき、インタビューさせていただきましたよ!

まずはトヨタ車体ブレイヴキングスの笠原選手。
「ハンドボールの魅力はどんなところですか?」と尋ねると
「まずは素早くて豪快なシュートですね。そのためのジャンプ力も見どころだと思います。他にも、身体と身体の激しいぶつかり合いや、戦術も重要になってきますね」との答えが。
それは私も観ていて思いました!
華やかなシュート場面に目が行きがちだけれど、そのためにはフィジカルの強さや作戦なんかも大切なんですね!

「はじめてさん」向けにメッセージもいただきましたよ!

「まずは観に来てください!そうすれば、必ず『おもしろい!』と思わせる自信はあります^^ 僕たちもこうして試合後はファンの方と触れ合えるのを楽しみにしていますので、ぜひ会いに来てくださいね!」
この、両手でボールを掴むような仕草は、今チームでイチオシのポーズなのだとか!
皆さんもハンドボールの現場で写真を撮るときはコレで行きましょう^^!

続きましては、この日も大活躍だった大同特殊鋼フェニックスの東江選手!

「子どもたちや学生さんに大人気でしたね!」と声をかけると、「未来ある若い人達がこうしてハンドボールに興味を持ってくれることはうれしいですね^^」と答えてくれました。

プレー中はどんなことを心掛けているのかと聞くと、「一言で言えば『ワクワクするようなプレー』ですね!得点が決まったときはガッツポーズをしてしっかり喜んで、観客の皆さんも一緒に盛り上がれるように心がけています。やっぱり、応援していただいてこその僕たちですから」と東江選手。
一方で、ラフプレーやファールがあったときなどは、相手選手への思いやりも忘れないようにしているそう。

そういえば試合中も、倒れた相手選手に手を差し伸べる姿を何度も観ました。
いろいろな意味で、子どもたちが憧れるようなふるまいを意識しているのですね!

東江選手にも、「はじめてさん」用にメッセージをいただけることに。
「選手との距離が近いので、気軽に観に来てもらえたらその迫力や面白さを楽しんでいただけると思います。あとは、選手やチームとしてのSNSもどんどん発信していきますので、オフショットやプレーの様子なども楽しんでください!」


東江選手、ありがとうございましたー^^

ハンドボールの取材、とっても楽しかったなー!
シュートするときの迫力もそうですが、スピード感と戦略的なおもしろさ。
そして比較的ルールもわかりやすいので、「はじめてさん」でもすぐに試合になじめると思います!

冬に観戦する時は、室内でもダウンやフリースのひざ掛けなどを持参して、暖かい格好で観てくださいね^^

さてさて、次回はどんなスポーツが観れるのか?
楽しみながら取材するぞー!


ライター:光田さやか