愛知県スポーツ局スポーツ振興課
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aispo! News #14

世界の鉄人たちが集結!
アイアンマン70.3 東三河ジャパン in 渥美半島

 6月10日(土)に渥美半島で競技が実施される、トライアスロンの世界的シリーズ戦「アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島」。国内唯一のアイアンマン大会で、田原市及び豊橋市では初めての開催となる。

 トライアスロンシリーズの中で最も過酷な競技大会と言われるアイアンマンレースでは、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2kmの合計約226km(140.6マイル)を競うが、本大会のアイアンマン70.3は、その半分のスイム1.9km、バイク90.1km、ラン21.1kmの合計113.1km(70.3マイル)を競う。とはいえ、オリンピックのトライアスロン競技がスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの合計51.5km(32マイル)であることに比べると、実に倍以上の距離となり、その過酷さは全く失われていない。
 本大会には、国内外から約760名の選手がエントリーしており、風光明媚な東三河エリアを舞台に鉄人たちが熱い戦いを繰り広げる。


紺碧のビーチや豊かな緑を舞台に
渥美半島の113.1kmをぐるりと一周

 アイアンマン70.3は、スイム、バイク、ランの順番で展開する。田原市の白谷海浜公園をスタートした選手たちは、時計回りで渥美半島を一周し、豊橋総合スポーツ公園でフィニッシュを迎える。
 競技開始は、6月10日(土)の午前6時から。屈指の体力を誇るアイアンマンたちが早朝のビーチへと駆け出す。

 スイムコースは、三河湾に面する田原市の海岸のほぼ中央に位置し、海水浴場としても人気の風光明媚な白谷海浜公園を舞台に行われる。波が穏やかな三河湾の沿岸を泳ぎ、途中の給水ポイントで海から浜へと上がり再び海へ。計1.9kmを泳ぎ切る。

 90.1kmのバイクコースは、白谷海浜公園から県道2号、国道259号で田原市街を抜け、その後、太平洋沿いの国道42号を南西に下って、渥美半島の先端、伊良湖岬灯台を臨む恋路ヶ浜へ向かう。続いて西ノ浜の直線コースを折り返し、三河湾沿いを走行して、白谷海浜公園に戻る。ヤシの木が並ぶビーチや広大な野菜畑のほか、西ノ浜には風力発電の真っ白な風車も並ぶなど、東三河ならではの抜群の景観が楽しめる贅沢なコースだ。田原、赤羽根、渥美の賑やかな市街地を走り抜ける際には、沿道からの温かい応援も期待される。

 白谷海浜公園に到着した後、過酷なレースのラストを飾るのは、豊橋エリアへ向けての21.1kmのランだ。神野ふ頭、三河港大橋、臨海部の工業地帯などを抜けるフラットなワンウェイコースで、豊橋総合スポーツ公園でフィニッシュとなる。ゴールは僅差となることもあり、最後まで目が離せない。


幅広い年代の選手が
過酷なレースに挑戦

 世界中で年間100大会ほど開催されているアイアンマン70.3は、制限時間も8時間と長い。しかし、トップ選手は4時間以内にフィニッシュするという驚異的な体力を誇り、まさに「アイアンマン」=(鉄人)であると言えるだろう。
 スイム、バイク、ランの3種目で構成されるトライアスロン競技は、得意な種目で他の選手と差をつけ、苦手な種目をカバーして上位を狙うことができるのが特徴だ。経験と戦略が物を言う頭脳戦の一面もある。

 また、種目が変わる時のトランジションにも注目だ。競技に合わせたウェアやシューズに素早く着替え、無駄な動きを省くために、選手それぞれが工夫を凝らす。
 過酷なレースではあるが、競技人口は幅広い年代に渡る。年代別カテゴリーで順位を競うため、生涯挑戦し続けられるスポーツだ。2018年のアイアンマン70.3世界選手権において85~89歳カテゴリーの世界チャンピオンとなったのは、今年で90歳になる日本人の稲田弘選手で、アイアンマン世界選手権最高齢完走としてギネスにも認定されている。


マルシェやグルメなど
様々なイベントも開催

 本大会に関連して、豊橋市及び田原市内では様々なイベントが開催される予定だ。
 豊橋市内では、大会当日の6月10日(土)にフィニッシュ地点の豊橋総合スポーツ公園において、人気のスイーツとグルメが集合する「アイアンマンSweets & Food Fes」が開催される(開催時間:10時から16時まで)。また、豊橋駅前では、駅前大通のemキャンパス内にあるまちなか広場において、「東三河 FOOD FES」が開催され、東三河産の美味しい食材を使ったグルメが勢揃いする(開催時間:11時から21時まで)。さらに、豊橋駅周辺の30店舗以上が参加し、チケット1枚で店舗自慢の1品と1杯が楽しめるイベント「TOYO はしごナイト 2023」は、本大会の共催イベントとして開催され、チケットは豊橋駅前南口広場などで購入できる(開催時間:11時から24時まで)。豊橋駅前全体が、大会に参加した選手たちのアワードパーティー会場となっており、アイアンマンと交流することができるかもしれない。

 田原市内では、大会前日の6月9日(金)にスタート地点である白谷海浜公園において、ウェルカムイベントとして渥美半島を堪能できるマルシェやステージイベントなどが予定されており、大会公式グッズを販売する「EXPOアイアンマンストア」も出店される(開催時間:9時から17時まで)。大会への出場・観戦に向け、前日から東三河に滞在する選手や観戦客はぜひ立ち寄っていただきたい。
 なお、「EXPOアイアンマンストア」は、豊橋市のまちなか広場で、大会当日「東三河FOOD FES」と同時開催されるほか、大会に先立ち6月8日(木)にも出店予定。Tシャツやサンバイザーなど、ここでしか手に入らない限定グッズが盛りだくさんなので、要チェックだ。


 本大会の翌日の6月11日(日)には、6~12歳を対象としたアイアンキッズ東三河ジャパン in 渥美半島も開催される。未来の鉄人たちへ向けて、ぜひ熱い声援を送りたい。

<お知らせ>
 愛知県では大会の開催に合わせ、6月1日(木)から6月30日(金)まで、Instagram ハッシュタグキャンペーン「#アイアンマン東三河を満喫」を展開する。あいちスポーツコミッションのInstagramアカウント(@aichi_sports)をフォローの上、大会が開催される田原市及び豊橋市の魅力的なシーン(練習風景や観光スポットなど)を撮影し、ハッシュタグ「#アイアンマン東三河を満喫」を付けてInstagram投稿した方の中から抽選で19名に「田原市産マスクメロン」や「豊橋名産 濱納豆」など東三河の特産品がプレゼントされる。大会に出場するだけでなく観戦客の方も対象となるので、東三河の魅力を発見し、素敵な商品をゲットしよう。

<リンク>
アイアンマン70.3東三河ジャパンin渥美半島 公式ホームページ
https://www.ironman.com/im703-japan
一般財団法人東三河スポーツ地域振興財団 公式ホームページ(大会の交通規制など)
http://higashimikawa.or.jp/
TOYOはしごナイト
https://www.toyohashigo-night.com/

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