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ソフトボールの頂点を目指す!
第53回日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント 現地レポート
『aispo!』の公式PRレポーターの中野菜保子(なかのなおこ)です。
普段は俳優・脚本家・演出家を生業とし、インスタグラマーとしても活動しています。
「インスタ映え」するようなフォトジェニックな写真と一緒に、愛知県内で開催されるスポーツの魅力を届けていきます!
今回ご紹介するのは、11月7日(土)・8日(日)の2日間、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂野球場で行われた「第53回日本女子ソフトボールリーグ」1部リーグの決勝トーナメントです!
私が取材に訪れたのは11月7日(土)の試合。
決勝トーナメントに出場できるのは、リーグ戦の上位5チームで、なんと愛知県を本拠地とする「トヨタ自動車レッドテリアーズ」「豊田自動織機シャイニングベガ」「デンソーブライトペガサス」の3チームすべてが出場! 愛知県はスポーツが盛んなのですが、ソフトボールも強いんです!
トヨタ自動車レッドテリアーズ(リーグ戦1位)
豊田自動織機シャイニングベガ(リーグ戦4位)
デンソーブライトペガサス(リーグ戦5位)
パロマ瑞穂野球場の入場口に向かうと、各チームの物販ブースがずらりと並んでいました。
Tシャツやフェイスタオル・応援グッズなど、オフィシャルグッズがいっぱいです!
キッチンカーもずらりと並んでいました!
タコ焼きや唐揚げなど、どれも目移りしてしまうものばかりですね。
さて、いよいよ試合の時間が近づいてきました!
試合開始前のオープニングセレモニーには、女子サッカーチーム「NGUラブリッジ名古屋」の選手5人が登場!
左から、間明理沙子選手、伊藤優海選手、宮川真莉乃選手、川相愛里選手、立花葉選手です。
ファーストピッチセレモニーで見事なピッチングを見せてくれたラブリッジの選手達。
さすが一流のアスリート、シュートだけでなくピッチングもお見事です!
この日行われるのは、
第1試合:豊田自動織機シャイニングベガ VS デンソーブライトペガサス
第2試合:トヨタ自動車レッドテリアーズ VS ビックカメラ高崎BEE QUEEN
第3試合:第1試合の勝者 VS HondaReverta
の3試合。
午前10時、第1試合の豊田自動織機シャイニングベガ VS デンソーブライトペガサス戦がプレイボール!地元愛知のチーム同士の対戦です!
「負ければそこで終わり」のトーナメント戦だけに、グラウンドからはものすごい緊迫感が伝わってきます!
シャイニングベガの先発はエースの#44ダラス・エスコベド選手、対するブライトペガサスは#22カーリー・フーバーが先発を務めました。
両チーム共にエースが登板し「絶対に初戦で勝つ!」という意気込みを感じられます!
試合は2回を終えた時点でどちらのチームも無得点。
エース同士の素晴らしいピッチングにスタンドからは大きな拍手が沸き起こりました。
試合が動いたのは3回でした。
先攻のブライトペガサスの2番バッター。#16 吉田彩夏選手が先制のツーランホームラン!
先制されたシャイニングベガでしたが、すぐさま#5田井亜加音選手がこの日チーム初となるヒットを放つと、#3江口未来子選手がエンタイトルツーベースヒットを打って1点を返します!
日本代表チームでも1番を務めた技巧派バッターが、大一番で魅せてくれました!
https://aichi-sports.jp/blog/20201005c.php
迎えた4回、シャイニングベガのソロホームラン、タイムリーツーベースヒットで3-3の同点まで追い上げます。
その後、タイムリースリーベースヒットでついに逆転すると、センターへタイムリーツーベースヒット!
4回裏に4点をあげたシャイニングベガが、5-3として試合をリードしていきます。
5回以降は両チーム共に投手陣が見事なピッチングで得点を許さず、シャイニングベガの逆転勝利となりました!
試合後、応援してくれたお客さんに向かってお辞儀をするデンソーブライトペガサスの選手達。
愛知のチーム同士、どちらか1チームしか勝ち上がれないという厳しいトーナメント戦での戦いでしたが、試合が終わればこうした爽やかなシーンを見られるのが、スポーツの醍醐味だと感じました。
次の第2試合は「トヨタ自動車レッドテリアーズ VS ビックカメラ高崎BEE QUEEN」の対戦です!
昨年の日本女子ソフトボール年間王者のBEE QUEENと、2年ぶりの優勝を目指すレッドテリアーズ。
いきなりの頂上決戦といえるカードにドキドキです!
BEE QUEENの先発は、女子ソフトボール界のレジェンド・上野由岐子選手です。
対するレッドテリアーズは次世代の日本代表エースとの呼び声が高い #18後藤希友選手。
さすがトーナメント戦、双方最初から全力で勝負に臨みます!
立ち上がりからBEE QUEENを攻める後攻のレッドテリアーズですが、得点には至りません。
2回表にはエース後藤選手が猛打を浴びて一気に4失点、レッドテリアーズにとって厳しい試合になりそうでした。
この試合で印象的だったのは、日本代表チームが金メダルを獲得した北京オリンピックで、上野投手の“女房役”だった峰幸代選手。途中出場で代打に立ち、上野選手と対戦することに。あの感動から12年、2人が生き残りをかけ別々のチームでトーナメント戦を戦う姿がカッコいい!ですね。
レッドテリアーズも反撃します。
ホームラン、ヒットを重ね4-3と1点差に縮め、5回には、再び5-3とリードを広げられるものの、走者を繋いで1点を返すレッドテリアーズ。
逆転勝利への期待が高まりましたが、残念ながらこれ以上の追加点はならず、5-4でレッドテリアーズは初戦で敗れてしまいました。
初戦に勝利し、トーナメントを勝ち上がった豊田自動織機シャイニングベガ。
HondaRevertaとのこの日最後の第3試合に臨みましたが、3-0で負けてしまいました。
勝者がいれば敗者もいる、勝負の厳しさを目の当たりにした1日でした。
ソフトボールの試合を現地で見るのは初めてでしたが、迫力があってテンポも良く、雨の中でも必死に戦う選手達の姿に心が動かされました!
この決勝トーナメントで、リーグ戦1位ながら、総合順位は3位と悔しい結果となったレッドテリアーズ。来シーズンのリベンジにぜひ期待したいですね!
もちろん、シャイニングベガとブライトペガサスも決勝トーナメントに進んで、愛知のチーム同士の決勝戦となったら最高ですね!
この様子をInstagramで配信していますのでぜひご覧ください!
https://www.instagram.com/naokonakano8319/
始めての現地でのソフトボール観戦でしたが、また観に行きたいと思います!
Photographed by
女優・インスタグラマー
中野菜保子(なかのなおこ)